【キャンプ道具ベスト10】ノルディスクアンバサダーのグランピングスタイル取材【後編】
ノルディスクの公式アンバサダーであるむーさんに、大人気企画の「キャンプ道具ベスト10」を取材しました。
前編に引き続き、キャンプ道具へのこだわりをたっぷり語っていただいたので、濃い内容になっています。ぜひ最後までご覧ください!
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目次
キャンプ道具ベスト10
前編に引き続き、ノルディスクのアンバサダーであるむーさんに、買ってよかった「キャンプ道具ベスト10」を聞いていきます。
第5位「Studio Cubeing:iron table cocoa」
Studio Cubeingさんのテーブルです。ほぼひとりで家具を作られている作家さんで、Creemaというサイトで取り扱いがあります。
ちょっとそれは分からないんですが、検索すると出てきます。材質はウォルナットで、大きさが80cm×60cmととてもちょうどいいサイズなんです。
そうですね。高さが40cmあるので、椅子やソファーにも合いますし、地面に直接座ってもぴったりの高さなんです。
全体的なインテリアとして、できるだけ木材の部分は濃い色のウォルナット素材、脚とかのアイアン部分は黒で揃えたくて。
そしてファブリック系は、オフホワイトでなるべく揃えるようにしています。そういう感じでなるべくキャンプサイトを構成したいなと思っていて、このテーブルはまさにその基本というか、これがあれば安定するみたいなアイテムですね。
実はStudio Cubeingさんにお邪魔させてもらって、僕もお手伝いしながら一緒に制作したんです。だからこの下のラックは、非売品かもしれないですね。
そうですね。テーブルのサイズによって、価格は変わります。
そうですね。
そうですね。下にこれがくっついているおかげで安定します。
そうなんです。机の天板の中に脚を入れ込むので、畳むとちょうど天板の薄さに収まるんですよ。
車がセダンタイプなので、薄ければその上にまた物を置いたりできて収納にも優しいなと思います。もしかしたら今販売している机は、これとは少しデザインが変わっているかもしれません。
第4位「INOUT:Stack Box High」
ボックスが1個ずつ単体になっているので、それを4つ買って組み立てました。
そうです。僕が持っている部分が、1個のボックスですね。
ボックス2個を上下に積み重ねて、その上にさらに別売りの蓋を重ねている状態です。
これは自作しました。INOUTさんでも、間を繋げる板が純正品として販売されているんですけど、僕は純正品よりももう少し長さが欲しかったので自作しました。
やっぱり見た目がおしゃれっていうところと、あとはボックスなので、中にいろんなものが入るところですね。
今は食器をがっつり入れているんですが、こういった食器類を1箇所にまとめて収納できるのが、非常に良いですね。
これを持っていなかった頃はバッグなどに収納していました。このボックスを購入したことで、全体的なインテリアにもなっていますし、たくさん入れられる収納力も魅力ですね。
そうですね。
一度積んでしまうと、下は開け閉めできないんです。
基本的に、キャンプ中に出しっぱなしにするようなアイテムを収納しています。
ちなみにこれ、おいくらでしたか?
確か、ボックス1つが2万5,000円〜2万8,000円くらいだったと思います。
そうですね。そして蓋が2万5,000円〜3万円ぐらいでした。
そうなんです。なので全部合わせると、15万〜16万ぐらいしましたね。
2〜3年くらいだと思います。
そうなんです。なので、その上に熱いものもドーンと置けちゃいます。
本来は蓋を両手で持って外す方式なんですが、自分で蝶番(ちょうつがい)をつけました。
そうですね。片付けるときに、片手で蓋を開け閉めできる方がいいなと思ったので、片手で操作できるように蝶番をつけました。
第3位「Wood and Burn:My stove」
韓国のメーカーの薪ストーブで、この薪ストーブの名前自体は『My stove』といいます。
まず窓が大きいので、火がよく見える。
台の上に置いてあるので、目線も下じゃなくて上に行く。あとは、デザインも好きですね。
今はもう薪がなくなっちゃったんですけど、この下の台の部分に薪を置いておけるんですよ。
収納するときは、下の台をひっくり返してその中にストーブを収納します。
なので最終的には、下の台の大きさに全てが収まるんです。
いえ、台の内側から固定してあります。
正面の窓の部分から開くようになってます。
あとこのストーブのいいところは、二次燃焼機能が付いているところですね。
窓の上から空気を取り込んで、中に送り込むことによって、中で燃えきっていないガスをさらに燃やすことができるんです。
いえ、この煙突も最初はまっすぐだったのを、僕がアレンジしました。
煙突の太さも、純正品は本体から出ているほうの筒の太さなんですが、僕は以前Gストーブを使っていたので、そのパーツを再利用しています。
Gストーブの煙突の直径は60mmなんですが、純正品は多分70〜75 mmくらいだったと思います。
今は見えないんですが、アジャスターを中に埋め込んでいます。
煙突からも熱が出るので、煙突も暖房器具の一つだと思っているんです。
なのでできるだけ、テントの中に煙突を残しておきたいなと思ってS字形にしました。
あとは、テントに開けた穴の位置からまっすぐ煙突を下ろすと、ストーブがちょうど動線上に来るので邪魔になってしまうんです。
なので煙突を少しS字にして外側にストーブを置くことで、動線を確保しています。
ただ、このやり方は、あんまりおすすめできませんね。
やっぱり少し、安定性に欠けてしまうので。
そうです。
Wood and Burn JAPANという日本での代理店があって、そこで8万8,000円で販売されてますね。
第2位「OUTPUT LIFE:AIRGLAMP SOFA」
アウトプットライフという日本のブランドで、そこが販売しているエアグランプソファという商品です。
2ピースタイプと、3ピースタイプがあります。
そうなんです。軽いんですよ。
いえ、フレームは金属です。関節を外す感じで、フレームを全部バラすことができるんです。
座面や脚も、すべてバラすことができます。
ちょっとした収束タイプの椅子くらいになりますね。
これは空気を入れて、膨らませるタイプなんですよ。
サイドに空気穴があるので、しまうときはそこから空気を抜いてぺったんこにして、解体したフレームと一緒にぐるぐる巻きにする感じですね。
ちなみに、カバーは純正品ではなく、自作したものです。
純正品のカバーはカーキとベージュしかなくて、僕はファブリックはオフホワイトで統一したかったので自作しました。
そうなんです。それが毎回、大変なんですよね。
ただ、これを組み立ててアスガルドのテントの中に置くと、雰囲気がグッとグランピングに寄る感じでお気に入りです。
買った当時は、3つセットで確か4万8,000円くらいでしたね。
そうですね。3万円台後半だと思います。
そのクッションの中には、寝袋を収納してあります。寝るときはそのクッションを開いて、寝袋を出します。
そうですね。使っていないときって、どうしても寝袋のスペースがもったいないなと感じていたので、収納を有効活用しました。
そうですね。
車に本当にスペースがないので。普通の寝袋を入れるのもいいけど、でもクッションも欲しいし、と思いまして。
じゃあこのクッションカバーの中に寝袋を入れよう、となりました。
そうです。
▼参考商品
第1位「Nordisk:Asgard 19.6」
これの良さは、なんといってもこの広い空間だと思います。
確か8人か12人用くらいだったと思います。
直径5mの円形のテントで、さらに立ち上がりがあるので、普通のワンポールテントよりも広く感じると思います。
あとは、オフホワイトの色味なので非常に明るく感じるところもいいですね。昼間テントにいるときに、この明るさがとても良いなと思います。
前にカーキ色のテントを使っていた時は、昼間でも中は暗かったんですが、オフホワイトだと中にいても明るくて気持ちいいですね。
夏はすごく暑いです(笑)
暑いのでタープを張って、その下で過ごすようなスタイルです。なので、夏はあんまりこのテントを使っていないですね。
そうですね。
今でも同じようなところに穴を開けると思います。
ただ、今よりももうちょっと外側に開けたかもしれないですけどね。
入り口自体にも、高さがあるのがいいですね。
ちょっと短いですが、日除けみたいな感じですね。
慣れてくると20分くらいでできます。
そうですね。ペグの数がかなり多いんですが、慣れてくるとそのぐらいでできますよ。
これは、ノルディスクのオーナーであるエリックのサインですね。
そうですね。ノルディスクのオーナーが集まるノルディスクミーティングっていうイベントのときに、エリックとか本国のデンマークの社長とかが、いろんなキャンプサイトを見て回ってたんですよ。
それで、うちのサイトに来たときに「書いて書いて!」みたいな感じで、無理やり書いていただきました(笑)
強い方だと思います。ワンボールで円錐形なので、風が吹いても周りに逃げる感じです。
四角形やトンネル型のテントに比べて、風には強い方だと思います。
ブルーシート的な黒いシートを敷いてから、純正のグランドシートを敷いていますね。
コットン素材でできているので、優しい雰囲気がして好きなんです。
2015年に購入したので、7年くらいですね。
特にないですね。色がオフホワイトなので、汚れがちょっと目立ってきたっていうくらいですかね。
これといったメンテはしていないんです(笑)
雨が降って、泥が跳ね返って汚れたりした場合は、違う日に乾かすと土汚れが取れやすいので、乾いてからたわしでブラッシングしていますね。
あとは毎回、箒で掃き掃除をしていますが、特に大きなメンテナンスというのはしていないです。
結構ありますよ。大きく分けると、こういうコットン系のナチュラルな感じのテントと、あとは山岳用のテントに分かれています。
コットン系のテントだと、僕が使っているアスガルドの他に『Alfheim』っていう、立ち上がりのない円錐形のタイプとか。
そうですね。あとは家みたいな形の『Utgard』っていうタイプとか、結構たくさんありますね。
デンマークのブランドなので、北欧っぽいデザインというか、シンプルで無駄がなくて、でも日常性というか、そんなところに惹かれますね。
長いと思います。
番外編「Petromax:ニューパーコマックス」
これは自分で持ち手と蓋のところに、革をつけてみました。
めっちゃ熱くなるんですけど、その度に革手袋をして持つのがめんどくさいなと思ったので。
持てますね。ただ、ちょっと気合を入れて持たないと危ないかもしれません。
ホーローですね。
おわりに
ひとつひとつのアイテムに、すごくこだわりを持って選ばれているのが伝わってきました。
自作やカスタムされたアイテムも多く、理想のグランピング像に近づけるための試行錯誤、聞いているタナも楽しかったです!
▶︎ノルディスクアンバサダー・むーさんによる『キャンプ道具ベスト10』前編の記事はこちらから!
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