6種類から選ぶおすすめマットレス!登山・キャンプ・車中泊にも
こんにちは!ヘルニアによる腰痛持ちで、とても寒がりなタナです。今回は、そんな僕だからこそ徹底的にこだわりぬいた、アウトドア用のマットレスをご紹介します。これまでいろいろ使って、腰が痛くならず、真冬の氷点下でも使えるマットを探し求めてきました。登山やキャンプ、車中泊などで使えるマットをお探しのみなさま、ぜひ参考にしてください。
目次
マットレスを選ぶポイント
今回は、僕がこれまで使ってきたアウトドア用のマットレスをご紹介します。僕はヘルニア持ちで、中学くらいのときから腰痛が激しく、自宅でもエアウィーヴというマットレスを使っていました。ですからキャンプでもなるべく体に負担がかからないマットレスを使いたいと思って、いろいろ探したんです。
一口にマットレスといっても、いろいろな種類があります。広げるだけで使えるクローズドセルマット、ウレタンフォームが入っていて自分で空気を吹き込むインフレータブル(自動膨張式)マット、ポンプで空気を入れるエアマットなどです。アウトドア用のマットレスは持ち運ぶので、軽さやコンパクトさが必要になります。また、冬はマットレスの違いで温かさがだいぶ変わってきますので、断熱性も重要です。そういったポイントを中心に、僕がこれまで使ったマットレスをご紹介します。
マットレスの役割は、まず地面からの断熱をすることです。冬だと地面はかなり冷たいので、その冷たさを遮断してくれることが大切になります。そしてマットレスの役割の2つ目は、クッション性です。地面が凸凹しているところでは、そのまま寝ると、いくら寝袋があるとはいえ寝心地が悪くなります。そういった寝心地の悪さを軽減するためにも、自分に合ったマットレスを選びましょう。
コールマン 5つ折りマットレス
まず初めにご紹介するのは、コールマンの5つ折りマットレスです。このマットレスは非常に硬くて、正直僕には全然合いませんでした。手で触っている分にはとてもクッション性があり、外で寝るときにいいじゃないかと思って購入したのですが、実際にふもっとぱらで使ってみたところ硬すぎて駄目だったんです。確かに地面の硬さはシャットアウトできるんですけど、マットレス自体の硬さが痛いくらいで、使い続けられませんでした。
【コールマン フォールディングマットレス】
- 高密度ポリエチレン5つ折り
- 使用サイズ:200×60×5cm
- 収納サイズ:5×8×41cm
- 重さ:850g
ダンロップ インフレータブルマット
コールマンの5つ折りマットレスが合わなかったので、次に使ったのが、ダンロップのインフレータブルマットです。今はもう使っていませんが、ダンロップのインフレータブルマットは結構気に入っています。口で空気を入れるのはちょっと大変ですが、横幅が広くてクッション性もあり、わりとよかったです。ただし断熱性が弱いため冬は厳しいので、僕はこのあとご紹介するサーマレストのマットに買い替えました。
【ダンロップ GMT36】
- インフレータブル(自動膨張式)
- 使用サイズ:183×66×5cm
- 収納サイズ:直径19cm×34cm
- 重さ:1,180g
- 3シーズン対応
サーマレスト 折りたたみ式マットレス
サーマレストのマットで最初に使ったのは、ジャバラ式に折りたたまれていて、そのまま地面に広げるだけで使える「クローズドセル」と呼ばれるタイプのマットレスです。僕は椅子を使わずに地面に座るスタイルでキャンプすることもあるんですが、そのときにお尻の下に敷いて座ることがあります。ウールブランケットの下に敷いたり、ウールブランケットの上に敷いたり、ちょっと荷物を少なくしたいときはこのマットレス一つだけ持って行くという感じです。
熊本ゴンドーシャロレーキャンプ場に行ったときは、このジャバラ式のマットレスを持って行きました。そのときはこのマットレスをビビイの中に敷いて寝たんですけど、これ一枚だけで地面の硬さを防ぐことができたので、クッション性は十分です。DDハンモックにもマットレスを入れられるようになっているので、ハンモック泊のときもこのマットレスを使っています。
【サーマレスト ゼットライトソル】
- 折りたたみ式クローズドセル
- 使用サイズ:183×51×2cm
- 収納サイズ:51×13×14cm
- 重さ:410g
- 3シーズン対応
他のものと比べ、地べたに寝ている感覚になりそうに思うのですが実際寝てみた感想をお伺いしたいです。
とはいえ、キャンプに慣れてきたから、という大前提はあると考えています。
ただ、未経験で最初にチョイスをするものであれば悪くない(長く使いようはあると思いました)のではないでしょうか?スタイルにはよりますが、、、マットに関しては好みが結構でてしまう(かつ、それが寝心地にダイレクトに感じてしまう)アイテムだと思っております。
- THERMAREST(サーマレスト) アウトドア用マットレス クローズドセルマットレス Zライト ソル
サイズ:51×183×2cm
重量:410g
素材:軽量EVAフォーム
収納サイズ:51×15×13cm
R値:2.6
- Amazonで見る
サーマレスト 最高峰マットレス
サーマレストのクローズドセルを購入したタイミングで、できるだけ断熱性が高いマットレスはないかと思い、探し出したのがサーマレストのネオエアーXサーモでした。ネオエアーXサーモは結構な値段がするんですけど、サーマレストの中で最も断熱性が高いモデルとなっています。空気を入れ、膨らませたときの厚みが6.3cmにもなるので、クッション性も相当いいです。収納したときのサイズは、ペットボトルくらいの大きさになります。なおかつ、重さは430gと非常に軽いです。
ウレタンフォームなどの入っていない完全なエアーマットですが、全部口で膨らませるわけではありません。付属の収納袋がポンプサックになっていて、基本的にはそれで空気を入れます。最後にもっとパンパンにしたいときとか、硬さを調整するのに吹くくらいなんで、膨らませるのはとても簡単です。
ネオエアーXサーモで唯一気になる点は、横幅が狭いこと。かなり狭いです。ネオエアーXサーモはキャンプ用というよりは山岳用で、主に登山の人たちが使うのに、非常に軽くて高性能なマットとして作られています。余計な重さを削減するため幅は人型ギリギリの設定になっていて、寝返りが打てないくらいです。
ですからこのマットを使うとまっすぐ上を向いているか、横を向いた姿勢から動けなくなります。寝返りを打つとマットから落ちちゃうので、それだけがどうしても気になって、最近はネオエアーXサーモより前述のゼットライトソルの方をよく使うようになりました。女性の方はあまり気にならないかもしれませんが、男性の場合は幅が狭くて身動きが取れない状態になると思います。
とはいえ、ネオエアーXサーモは本当に暖かいです。冬場に使うとよくわかりますが、ネオエアーXサーモの上に手を置いていると、熱を反射して暖かく感じます。地面からの冷気を非常によく防いでくれ、すごく性能が高いです。寒さ対策を優先させるのであれば、最上位クラスのマットレスとなります。
【サーマレスト ネオエアーXサーモR】
- ポンプ式エアマット
- 使用サイズ:183×51×3cm
- 収納サイズ:直径10cm×23cm
- 重さ:430g
- 4シーズン対応
重量やスペースの関係で#1以上の寝袋は持っていけないので、自分は寒くて動けず文字通りマミーのように寝ています。
僕も何度か寒くてマミーのように寝たことがあります笑
寒いと本当につらいですよね。。。
- THERMAREST(サーマレスト) アウトドア用マットレス ファスト&ライトシリーズ ネオエアー Xサーモ ベイパー R
サイズ:51×183cm
重量:430g
材質:表面 30D高強度ナイロン、裏面 70Dナイロン
厚さ:6.3cm
収納サイズ:(長さ×直径)23×10cm
R値:5.7
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激安銀マット
次にご紹介するのは、どこのホームセンターでも売っているアルミのロールマットです。安価で手に入るので、一枚持っておくことをおすすめします。ただし薄くて地面からのクッション性があまりないので、これ一枚だけで寝るのはキツイです。ホームセンターで売られている銀マットにも厚さはいろいろありますが、やっぱりアウトドアブランドのマットに比べると大きく引けを取ります。
僕はこういった銀マットを一番下に敷いて、その上にマットレスを使っていたこともありました。サーマレストのマットを使うようになってからは、それだけで十分断熱性やクッション性が得られるので、銀マットの出番はなくなりましたが、一応家に残してある状態です。すごく安く済ませたい方には、こういった銀マットを使って寝床を作るのもアリだと思います。
【キャプテンスタッグ シルバーキャンピングマット】
- 一般的な銀マット
- 使用サイズ:200×80×8cm
- 収納サイズ:80×32×5cm
- キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) キャンプマット
製品サイズ:(約)幅80cm×長さ200cm×厚さ8mm
収納サイズ:(約)80cm×32cm×厚さ5cm
材質:マット/ポリエステル(アルミ蒸着)・発砲ポリエチレン、バンド/合成ゴム
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エアベッド
先日ハワイに行ったときに、ウォルマートでキャンプ用品を全部揃えて、キャンプをしました。寝床をどうしようかといろいろ見ていたら、2,000円くらいのエアベッドがあったので、それを使いました。膨らませると20cmくらいの厚みになります。僕はそれまでエアベッドを使ったことがなかったんですけど、その厚みになるまで自転車の空気入れみたいなポンプで200回くらいプシュプシュしなければならなくて、すごくキツかったです。
その時のキャンプは2泊で、一泊目は問題なく寝れたんですけど、二泊目は空気が漏れてしまっていて、朝起きたら地面に身体が付いてしまっていました。しかしパンパンに空気が入っている状態であればやっぱりクッション性は高いので、悪くはないかなと思いました。ただ重たいのと設営が大変なのを考えると、ソロキャンプで持って行くようなアイテムではないと思います。類似の商品をリンクしておきますので、参考にしてください。
【アイリスオーヤマ エアベッド】
- ポンプ式エアベッド
- 使用サイズ:191×73×22cm
- アイリスオーヤマ 防災グッズ エアベッド シングル
商品サイズ(cm):幅約191×奥行約73×高さ約22
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ヘリノックス コット
ここからはマットレスというよりは寝床に関するお話になるんですけど、僕はヘリノックスのコットもたまに使うので、ご紹介しておきます。ヘリノックスのコットを使うと何がいいかというと、地面から離れたところに寝床を設置できるので、地面からの冷気が直接当たらないんです。また、例えば先日行った浩庵キャンプ場みたいな地面がになっているところでも、コットを使うと寝床を平らを保つことができるので、すごく便利なアイテムだと思います。
僕の使っているヘリノックスのコットは「コットワンコンバーチブル」というタイプで、軽くて、収納するとそんなに大きな荷物にならないので、ソロキャンプのときにも使っています。雨が降っていなければ、このコットとマットと寝袋だけで、テントがなくても眠れるくらい、クッション性を担保してくれる優れものです。ヘリノックスのコットワンコンバーチブル+サーマレストのゼットライトソル+寝袋という組み合わせで寝ることも結構あります。平らな寝床を確保したいときには、こうしたコットが便利です。
【ヘリノックス コットワンコンバーチブル】
- 使用サイズ:190×68×16cm
- 収納サイズ:16×16×54cm
- 重さ:2,190g(スタッフバッグ込み2,320g)
- 耐荷重:145kg
ただ、その上に敷くマットレスにも当然よるのかもしれませんが。。
ただ、今後はコットの上に敷くのはエアウィーブの持ち運びができるものも検討中です。
- Helinox(ヘリノックス) コットワン コンバーチブル
重量:2190g(スタッフバック込重量:2320g)
サイズ:68×190×16cm
収納サイズ:16×16×54cm
耐荷重(静荷重):145kg
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枕について
キャンプで寝るときに僕が使っている枕は、スノーピークのマット&ピローという枕です。空気を入れて膨らませるタイプで、座布団にもなるし、半分に折り曲げてマジックテープでとめると枕にもなります。サイズ的にもそんなに大きくなくて荷物にならないので、キャンプには常にこのマット&ピローを持って行って、枕にして寝ています。
【スノーピーク マット&ピロー】
- インフレータブル(自動膨張式)
- 使用サイズ:38×40×8cm(座布団のとき)
- 収納サイズ:直径9cm×19cm
- 重さ:140g
以前はモンベルのU.L.コンフォートシステムピローを使用していましたが、素材がちょっと固いのと多少エア漏れするため、某Youtuberさんが紹介していたSEA TO SUMMIT の エアロプレミアムピローを購入し、愛用しています。
ただ、僕は枕以外でいままで使ったことはないですが、、、
エア漏れはまだしたことがないですが、空気を入れる場所が少しおかしくなっている気がします。
エアロプレミアムピローみてみます!
- スノーピーク(snow peak) マット&ピロー TM-094R
②本体サイズ:38×40×3.8cm
収納ケースサイズ:φ9×19cm
重量:140g
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腰痛の方へ
ちょっと話はそれますが、腰痛のある方にはエアウィーヴのマットレスがかなりおすすめ!実はキャンプを始めて間もないころ、僕は寝床が怖かったんです。アウトドア用のマットレスなんかじゃ寝れる気がしなくて、最初はかたくなに自宅にあるエアウィーヴのシングルサイズのマットレスを車に積んで、そのまま持って行ってました。テントの中に、家で使っているものと全く同じものを入れて寝てたんです。
僕はヘルニアで腰痛が激しいので、寝床にはかなりこだわります。そんな僕が大学のころから、もう10年くらいエアウィーヴを使っていますので、本当におすすめです。ちょっと値段は高いんですけど、寝てる時間は人生の1/3といわれているくらい長いですから、こだわってもいいポイントだと思います。
エアウィーヴのいいところは、なんといっても通気性です。夏は通常、暑さで身体とマットレスが接地する部分に汗をかくと思います。エアウィーヴはひっくり返すと夏用と冬用で使い分けられるんですけど、片方は完全にメッシュになっていて、マットレスの中がほとんど空間になっているんです。だから接地面にメッシュがあってその下に蜘蛛の巣状みたいな空間があるので、湿気がたまらず暑くないようになっています。
【エアウィーヴ マットレス】
- 使用サイズ:195×100×6cm
- 重さ:7,000g
- エアウィーヴ マットレス ホワイト シングル 1-82011-1
サイズ:約100×約195×約6cm
本体重量:7.0Kg
素材の厚さ:3.5㎝厚
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おすすめ記事:マットレスおすすめ27選!最強快眠マットレスをご紹介!
まとめ
今回はタナがこれまで使ったマットレスの、使い心地や買い替えの理由などをご紹介しました。YouTubeの動画ではコメントを受け付けていますので、僕の知らないアイテムや使い方などご存じでしたら、ぜひ教えてください。今回ご紹介した内容はあくまでも僕個人の感想なんで、みなさんのご意見も聞かせていただけたら嬉しいです。