アウトドアチェアおすすめ12選!種類や特徴・選び方を詳しく解説
キャンプでは食事や焚き火、調理などチェアに座って過ごす時間が大半です。そのためアウトドアチェアは、座り心地がかなり重要です。
そこで今回は、アウトドアチェアについて徹底解説!アウトドアチェアの種類や選び方、さらにおすすめのアウトドアチェアを種類別に紹介します。
「自分に合っているアウトドアチェアが分からない!」「もっと座り心地の良いアウトドアチェアが欲しい!」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
アウトドアチェアの種類と特徴
アウトドアチェアは、いくつかの種類に分かれます。それぞれメリットやデメリットがあり、キャンプスタイルによって適した種類は違ってきます。
アウトドアチェアの主な種類は、以下の5つです。
それぞれ詳しく解説していきます!
ハイタイプ
明確な規定はありませんが、座面高がおおよそ35~45cm程度のものをハイチェアと呼びます。
高さがあるため、立ったり座ったりしやすいのがメリット。また姿勢が崩れにくく、ワーケーションなどでのパソコン作業にも向いています。
ハイチェアのメリット
- 座ったり立ったりしやすい
- 姿勢よく座れる
ハイチェアのデメリット
- 天井の低いテント内で使うと狭く感じてしまう
ロータイプ
同じく明確な規定はありませんが、座面高が10cm~35cm程度のものはローチェアとされています。
最近流行のロースタイルのテントサイトに、ピッタリのチェアです。
焚き火台と高さが近いため、火がいじりやすいのもメリットです。さらに地面に近い分、より自然の中にいることを実感できるでしょう。
デメリットとしては立ったり座ったりに、やや足腰に負担がかかるということが挙げられます。
ローチェアのメリット
- くつろいだ姿勢を取れる
- 焚き火がしやすい
- テント内で使っても圧迫感を感じない
ローチェアのデメリット
- 立ったり座ったりに足腰に負担がかかる
ベンチタイプ
2人以上で座れるのが、ベンチタイプです。おしゃれなデザインのものが多いので、テントサイトの良いアクセントになります。
またベンチタイプは座面が広いので、荷物置きとしても使えます。
デメリットとしては、収納サイズが大きいこと。車移動のキャンプ以外での使用は難しいといえます。しかも荷室スペースに、かなり余裕が必要です。
ベンチタイプのメリット
- 荷物置きとして使える
ベンチタイプのデメリット
- 収納サイズが大きい
座椅子タイプ
座面のクッションに背もたれが付いている、座椅子タイプ。リビングスペースにシートを敷いて座る、地べたスタイルにぴったりのアウトドアチェアです。
天井の低いテント内で使う際に、高さが無いので圧迫感を感じないのもメリットです。
座椅子タイプのメリット
- 軽量でコンパクト収納できるので持ち運びしやすい
- テント内で使っても圧迫感を感じない
スツールタイプ
背もたれが無いスツールタイプ。非常に軽量でコンパクト収納できるので、何処にでも持っていけるアウトドアチェアです。
デメリットとしては、長時間座っていると、疲れてきてしまうことが挙げられます。
スツールタイプのメリット
- 軽量でコンパクト収納できるので持ち運びしやすい
- 物置きとして使いやすい
スツールタイプのデメリット
- 長時間座っていると疲れてしまう
アウトドアチェアの収納方法の違い
アウトドアチェアは収納方法で「組み立て式」と「折り畳み式」の2つに分けられます。
組み立て式
パーツをバラバラにして収納するのが、「組み立て式」です。組み立ての際は多少時間が掛かります。
折り畳み式
パーツをバラバラにすることなく、そのまま畳めるのが「折り畳み式」です。簡単に椅子の形になります。
アウトドアチェアの選び方
ここからは、アウトドアチェアを選ぶ際のポイントを紹介します。アウトドアチェアを選ぶ際の主なポイントは、以下の3点です。
一つずつ詳しく解説していきます。
選び方①キャンプスタイルに合わせて決める
キャンプスタイルによって、適したアウトドアチェアの種類が変わります。キャンプスタイルごとに、おすすめの種類を紹介します。
オートキャンプ
オートキャンプでは特に制限が無いので、好みの種類のアウトドアチェアが選べます。
ワーケーションなどでパソコン作業をする人は、良い姿勢が保てるハイチェアがおすすめ。
焚き火を囲む時間が長い人は、くつろぎやすく火をいじりやすいローチェアがおすすめです。
徒歩や公共交通機関を使ったキャンプ
持てる荷物に制限がある、徒歩や公共交通機関を使ったキャンプには、なるべく軽量でコンパクト収納できるアウトドアチェアが適しています。
座椅子タイプやスツールタイプも、軽量でコンパクト収納可能なのでおすすめです。
ツーリングキャンプ
ツーリングキャンプは、積める荷物のサイズが限られています。
徒歩や公共交通機関を使ったキャンプ同様、「組み立て式」のハイチェアやローチェア、座椅子タイプ、スツールタイプがおすすめです。
自宅でも使用する場合
自宅でも使用する場合は、デザイン性や座り心地を重視すると良いでしょう。
インテリアに馴染みやすいのは、フレームに木材が使われているもの。また座り心地が良い、リクライニング機能が付いたものもおすすめです。
選び方②素材をチェック
アウトドアチェアはフレームや張地の素材によって、使い勝手が変わります。
フレームの素材
フレームに多く使われるのが、「アルミニウム」「スチール」「木材」です。それぞれの特長を紹介します。
①アルミニウム
軽量さがメリットのアルミニウム。しかし耐久性の面ではスチールに劣ります。耐久性を求めるのならば、アルミニウム合金のものが選ぶと良いでしょう。
②スチール
スチールは、耐久性の高さがメリットです。しかし重さがあるので、運びにくいというデメリットもあります。
③木材
ナチュラルでおしゃれな雰囲気が魅力の木材のフレーム。インテリアにも馴染むので、自宅でも使いたい方におすすめです。
張地の素材
アウトドアチェアの張地には「メッシュ」「ポリエステル」「コットン」「TC素材」などが使われます。
①メッシュ
通気性の良さが魅力のメッシュタイプ。夏もキャンプを楽しむ人におすすめです。製品によってはカバーも販売されているので、寒い時期はカバーを付けて使うと良いでしょう。
②ポリエステル
ポリエステルは、アウトドアチェアに最も多く使われる素材です。比較的安価なものが多くなっています。
③コットン・TC素材
テクニカルコットンやポリコットンとも呼ばれるTC素材は、コットンとポリエステルの混紡素材です。コットンと同様、燃えにくいメリットがあります。
どちらも他の素材に比べて、価格はやや高価になります。
選び方③軽量・コンパクトだと携帯時に便利
アウトドアチェアは軽量でコンパクト収納できると、携帯する際に便利です。
徒歩や交通機関を使ったキャンプ、ツーリングキャンプ、登山キャンプ、花火などのイベントで使う人は、この点も押さえておきましょう。
その他に座椅子タイプやスツールタイプも、携帯しやすいでしょう。
おすすめのアウトドアチェア4選【ハイタイプ】
ここからは、おすすめのハイバックチェアを紹介します。自宅でも使える、デザイン性と座り心地重視のものをピックアップしました。
【DOD】スゴイッス
ユニークなアイデアとネーミングで、いつもあっと言わせてくれるブランド「DOD(ディーオーディー)」。
1つ目のすごいポイントは、高さがハイ、ミドル、ロー、焚き火スタイルと4段階に変えられる点。2つ目のすごいポイントは、脚の長さを調整することで、座面の角度が変えられる点です。
組み立て式で軽量、コンパクト。座面は火の粉に強いコットン素材。かなり多機能なアウトドアチェアです。
- メーカー参考価格:9,430円(税込)
- 組立サイズ:60×66×高さ69/86/90/94cm
- 座面高:ロー/32cm、ミドル/37cm、ハイ/42cm、焚き火スタイル/18cm、ディナースタイル/38cm、リラックススタイル/38cm、星空スタイル:36cm
- 収納サイズ:39×46×11cm
- 重量:2.3kg
- 素材:フレーム/アルミ合金・ナイロン、生地/コットン、生地補強材/600Dポリエステル
- 耐荷重:100kg
- 付属品:収納袋
- カラー/カーキ、ブラック、タン
【OGAWA】ハイバックチェアコットン
テントやタープを中心に、高品質で洗練されたデザインのアウトドアギアを展開する老舗ブランド「OGAWA(オガワ)」。
「ハイバックチェアコットン」は、ラグジュアリーな雰囲気のアウトドアチェアです。
包み込まれるような座り心地ですが、お尻が沈みすぎないので、良い姿勢で座れます。ワーケーションのパソコン作業にもピッタリです。
- メーカー参考価格:19,800円(税込)
- 組立サイズ:54×66×高さ95cm
- 座面高:43cm
- 収納サイズ:111×11cm×15cm
- 重量:4.1kg
- 素材:座面/綿100%、フレーム/アルミ合金、肘掛け/セルウッド
- 耐荷重:80kg
- 付属品:収納袋
- カラー:オフホワイト、カーキ、サンドベージュ
【Coleman】インフィニティチェア
アメリカの老舗ブランド「Coleman(コールマン)」。キャンパーなら誰でも一度はお世話になる、幅広い品揃えの頼もしい存在です。
「人をだめにするアウトドアチェア」として有名な「インフィニティチェア」。
何段階かではなく、好みの角度で固定できるので、一番快適な姿勢で座ることが可能です。
やや重く収納サイズも大きめなので、オートキャンプ限定です。しかし自宅で使っている人も多い、活躍場面の多いアウトドアチェアです。
- メーカー参考価格:11,800円(税込)
- 組立サイズ:92×69×高さ110(通常時)/76cm(リクライニング最大時)
- 座面高:50cm(通常時)
- 収納サイズ:15×69×90cm
- 重量:8.8kg
- 素材:シート/ポリエステル、フレーム/スチール
- 耐荷重:100kg
- カラー:ベージュ、ブラック
【snow peak】Take!チェア ロング
日本のアウトドア業界をリードするブランド「snow peak(スノーピーク)」。
「Take(テイク)!チェア ロング」は、包み込まれるような座り心地が魅力のアウトドアチェア。背もたれが頭までカバーするので、長時間座っていても疲れ知らずです。
ナチュラルなデザインは、自宅のリビングやベランダでも違和感無くなじみます。
- メーカー参考価格:23,100円(税込)
- 組立サイズ:59.5×80×高さ95cm
- 座面高:36cm
- 収納サイズ:10×15×12.8cm
- 重量:3.5kg
- 素材:フレーム/竹集成材・アルミニウム合金、金具/ステンレス、シート/綿帆布(6号)
おすすめのアウトドアチェア4選【ロータイプ】
流行りのロースタイルにピッタリなローチェア。くつろぎ重視のものや、登山や徒歩キャンプにも使える、携帯性に優れた製品をピックアップしました。
【Hilander】ウッドフレームチェア コットン
オンラインアウトドアショップ「naturum(ナチュラム)」のオリジナルブランド「Hilander(ハイランダー)」。
ハイランダーの定番人気商品「ウッドフレームチェア」。木材フレームのおしゃれなデザインが、最大の魅力です。
パーツがバラバラになる「組み立て式」で、コンパクトに収納可能です。こちらのコットンタイプは、火に強く焚き火近くでも安心です。
- メーカー参考価格:9,080円(税込)
- 組立サイズ:54×58×高さ64cm
- 座面高:32cm
- 収納サイズ:59×18×8cm
- 重量:3.4kg
- 素材:生地/コットン、フレーム/ブナ
- 耐荷重:100kg
- 付属品:収納袋、脚キャップ×4
【Coleman】ソファチェア
アウトドアチェアのラインナップが、かなり豊富なコールマンから、もう一商品ご紹介。
名前の通り、ソファのような見た目と座り心地の「ソファチェア」。
シートとフレームがバラバラになる「組み立て式」ですが、組み立ては簡単。ゆったりサイズのわりに軽量で、女性でも扱いやすくなっています。
- メーカー参考価格:6,900円(税込)
- 組立サイズ:79×76×90cm
- 座面高:33cm
- 収納サイズ:17×15×106cm
- 重量:2.6kg
- 素材:シート/ポリエステル、中綿/ポリエステル、フレーム/アルミニウム
- 耐荷重:80kg
- 付属品:収納袋
【LOGOS】Tradcanvas 難燃BRICK・キングあぐらチェア
ポップでカラフルなものからナチュラル系まで、豊富なデザインのアウトドアギアが魅力の「LOGOS(ロゴス)」。
「キングあぐらチェア」は背もたれが高く、座面の幅が広くあぐらがかけるサイズ。まさに王様の椅子のようなゆったりとした座り心地です。
シートには難燃性ポリエステルが採用されており、焚き火近くで安心して使用できます。
背面には、雑誌などが入れられるポケット付き。自宅でのくつろぎ時間にもピッタリです。
- メーカー参考価格:8,500円(税込)
- 組立サイズ:60×74×高さ80cm
- 座面高:22cm
- 収納サイズ:直径19×94cm
- 重量:3.5kg
- 素材:シート/900Dポリエステル、フレーム/スチール
- 耐荷重:120kg
- 付属品:収納袋
【Helinox】グラウンドチェア
韓国の世界的アルミテントポールブランド「DAC社」のオリジナルブランド「Helinox(ヘリノックス)」。
「グラウンドチェア」は座面高22cmで、かなり地面に近い座り心地のローチェア。座面幅が53cmあるので、ゆったりあぐらをかくこともできます。
パーツがバラバラになる組み立て式で、640gと超軽量。
またコンパクトに収納可能で、登山キャンプやツーリングキャンプ、徒歩や公共交通機関を使ったキャンプにもおすすめです。
- メーカー参考価格:13,750円(税込)
- 組立サイズ:52×50×高さ49cm
- 座面高:22cm
- 収納サイズ:30×11×11cm
- 重量:640g
- 素材:シート/ポリエステル・ナイロン、フレーム/アルミニウム合金
- 耐荷重:120kg
- 付属品:収納袋
- カラー:ブラック、クラウドバースト、コヨーテタン
おすすめのアウトドアチェア4選【ベンチタイプ】
小さいお子さんがいるファミリーや、カップルにおすすめのベンチタイプ。軽量でコンパクトな背もたれ無しタイプや、アウトドアチェアをは思えないゴージャスなものもピックアップしています。
【CHUMS】チャムスバックウィズベンチ
ポップなデザインとカラーリングが魅力の、アメリカのブランド「CHUMS(チャムス)」。ファミリーや可愛いもの大好きな女性に人気のブランドです。
CHUNSのロゴが可愛い「チャムスバックウィズベンチ」。
元気なカラーリングと並んで座れるベンチタイプで、小さいお子さんとのファミリーキャンプにおすすめです。
- メーカー参考価格:18,480円(税込)
- 組立サイズ:110×40×高さ73cm
- 座面高:39cm
- 収納サイズ:110×65cm
- 重量:3.8kg
- 素材:シート/600Dポリエステルオックス、フレーム/アルミニウム
- 耐荷重:160kg
- カラー:ブルーブービー、イエローブービー、レッドブービー、レインボーブービー
【QUICKCAMP】二人掛け 折りたたみベンチ
ブランド名の通り、簡単に設営できるアウトドアギアを展開するアウトドアブランド「QUICKCAMP(クイックキャンプ)」。
リーズナブルな価格が魅力の「二人掛け 折りたたみベンチ」。背もたれにウレタンクッションが入っており、座り心地も良好です。
- メーカー参考価格:6,600円(税込)
- 組立サイズ:103×58×67cm
- 座面高:28cm
- 収納サイズ:103×9×63cm
- 重量:4.6kg
- 素材:シート/600Dポリエステル、フレーム/アルミニウム
- 耐荷重:160kg
- カラー:サンド、ブラック、カーキ、マスタード
【BUNDOK】ベンチ100
リーズナブルで無骨なデザインのアウトドアギアが人気の「BABDOK(バンドック)」。ベンチ100は、バンドックらしいシンプルで男前なデザインのベンチです。
実勢価格は2,000円前後。リーズナブルなベンチタイプを探している人におすすめです。
- メーカー参考価格:3,850円(税込)
- 組立サイズ:102×39×32.5cm
- 座面高:32.5cm
- 収納サイズ:102×50×3cm
- 重量:2.5kg
- 素材:シート/ポリエステル、フレーム/スチール
- 耐荷重:120kg
【OUTPUT LIFE】AIR GLAMP SOFA
ブランド名通り「家のモノを外に持ち出す」という珍しいコンセプトのアウトドアブランド「OUTPUT LIFE(アウトプットライフ)」。
本当にアウトドアチェア?と驚かされるのが「AIR GLAMP SOFA(エアグランプソファ)」。
クッションには空気を注入し、フカフカの座り心地。ラグジュアリーなキャンプを目指す方におすすめです。
- メーカー参考価格:2p/38,500円(税込)、3p/52,800円(税込)
- 組立サイズ:2p/146×70×高さ75cm、3p/216×70×高さ75cm
- 座面高:42cm
- 収納サイズ:2p/66×13×54cm、3p/66×17×54cm
- 重量:2p/13kg、3p/17kg
- 素材:シート/ポリエステル、クッション中材/PVC、フレーム/アルミニウム:ナイロン、ひじ掛け/天然木
- 耐荷重:120kg(1シートあたり)
- 付属品:収納袋
OUTPUTLIFEの公式サイトはこちら
スタイルに合ったアウトドアチェアでキャンプ時間もリラックス
キャンプ時間の多くを過ごす、アウトドアチェア。座り心地の良いものを選べば、キャンプがより快適で楽しくなりますよ。
自分のキャンプスタイルにピッタリのアウトドアチェアを見つけて、極上なキャンプ時間やおうち時間を過ごしてくださいね。