【テント100張り目】テンマクデザインのテンゲルスタンダードを徹底レビュー!【テントバカ】
なんと今回が、記念すべき「100張り目のテントレビュー」です!100張り目に選んだテントは、『テンマクデザイン テンゲルスタンダード』。
かなりコスパのいいテントですので、テントを探している方はぜひ最後までご覧ください。
▼実際に使っている様子も一緒にどうぞ!
ご紹介するのはこちらのテントです。
目次
【テンマクデザイン】テンゲルスタンダードのスペック
『テンマクデザイン テンゲルスタンダード』のスペックはこちらになります。
収納袋の中身
収納袋の取り出し口はコードストッパー。そして胴はコンプレッション可能です。
中には、グラスファイバーのポールが3本。
黒色のポールは前室用、灰色の2本はインナーテント用です。
ガイロープ4本と、先のとがったアルミペグ13本。
フライシートとインナーテントが入っています。
【テンマクデザイン】テンゲルスタンダードの設営
⒈インナーテントを広げて、地面に敷きましょう。
インナーテントは「前後」があるので、向きに注意してください。黒いフックがあるほうが「前」です。
⒉灰色のインナーテント用ポールを組み立てる。
組み立てたら、真ん中でクロスするように置きましょう。
ポールの先端は、内側のグロメットに差し込みます。
⒊ポールを立ち上げ、フックを取り付ける。
灰色のフックが計13ヶ所あるので、それらすべて取り付けてください。
前側の目印になる黒色のフックは、ここでは取り付けません。
⒋4ヶ所ペグダウンして、インナーテントの立ち上げが完了です。
⒌前室用のポールを取り付けます。
ポールの先端はグロメットに差し込み、インナーテント用のポールの外側を通るようにします。
黒色のフックは前室ポール用なので、ここで取り付けましょう。
⒍フライシートを上からかけます。
ベンチレーターがある方が「前」ですので、注意してください。
⒎フライシート裏側(テント内)のベルクロテープを、ポールに取り付けます。
⒏フライとインナーのバックルを付け固定し、テンションをかけます。
そしてペグダウンを行えば、設営完了です。
ペグダウンの注意点
ペグダウンは画像のとおり、9ヶ所行います。
前室部分のペグダウンですが、バンドにはもう一箇所穴があります。
こちらは「テンションをかける用」なので、間違ってペグを打たないように気を付けてください。
サイドは、まずバンドにペグダウンします。その後に、ペグにフライのゴムバンドをひっかけてください。
テントの機能
ではテントの機能を見てみましょう。
前室側には、ベンチレーターが2ヶ所あります。常に開いたままです。
ガイロープ用のループは全部で4ヶ所。ガイロープの色は紺色で、自在は赤のアルミでできています。
フライシートの生地は、ポリエステル68D。ポリウレタンコーティングで「耐水圧1500mm」です。
「UVカット加工」はされていません。
インナーテントの生地もそうですが、「リップストップ加工」が施されています。
縦横にラインが見えると思いますが、それによって生地の強度がより増しています。
ボトムの生地はポリエステルタフタ75Dで、耐水圧1500mmです。
【テンマクデザイン】テンゲルスタンダードのテント内の様子
フライシートの出入口ドアは、トグルで固定できます。
テントの入り口を開けると、まず前室があります。
インナーテントの中も広いですね。ソロで使うなら十分すぎるくらいですよ。
天井にはランタンフックが1ヶ所。
サイドには小物入れが6ヶ所、天井にも2ヶ所と大量にあります。ポケットも大きくて、色んなものが入りそうです。
天井の小物入れのところに、ループが4ヶ所あります。ロープを通して、タオルや小物をかけることも可能です。
出入口は後室側にもあり、どちらからでも出入りできます。
ちなみに両方とも、フルメッシュ・フルオープン・フルクローズ可能です。
テントの中からのみ、メッシュにすることが可能です。
ドアの生地はトグル固定ではなく、横のポケットに収納するかたちになっています。
インナードアは横150cm、縦90cmとツーリングテントでも1.2を争う大きさ。そのため両方のドアをフルメッシュにすると、かなり風通しが良くなりますよ。
実際に使ってみた!
縦も横も長いので、けっこう余裕がありますね。2人で寝ても全然大丈夫そうです。
前室にチェアとテーブルを入れると、このような感じです。
両サイドに「人が通れるスペース」が確保できるくらい、ゆとりがある広さです。
フライの出入口を閉めた「引きこもりスタイル」だと、このスタイルがおススメです。
チェアはハイバックのものより、レギュラーサイズのほうが、祐一郎的には過ごしやすいと思います。
閉め切ってもこのスタイルだと、ウォールがギリギリになりません。
煮炊き時の換気についてですが、ベンチレーターだけでは限界があるので、「出入口のファスナーを上から開けて換気」するのがいいでしょう。
前室は2ヶ所、後室は1ヶ所、上から開けられます。
冬や気温が低い日に欠かせない暖房ですが、残念ながら石油ストーブは、テーブルなどと一緒に置けません。テーブルとチェアがあると、スペース的に厳しくなってしまいます。
ガスストーブなら置くことができますが、真冬だとテント内全体を温めるのは難しいですね。
アレンジ1:サイドから出入りできるようにする
このテントは、アレンジした使い方もできます。
ひとつめは、「サイドから出入りできるようにする」アレンジです。
ペグについてるバンドを外して、ゴムバンドにつけかえます。
そしてサイドの生地を巻き上げて、固定すれば完成です。
ちなみに両サイド開けることも可能です。こうするとかなり通気性がアップします。
アレンジ2:タープのようにして使う
キャノピーポールを使えば、タープのようにして使えます。
サイドを閉めれば、サイドウォールとしても使えます。
風の吹き込みを軽減しながら、プライバシー保護にもなります。
前室にはランタンフックがないので、トグルやポールを活用すれば代わりになりますね。
今回ポールは自分で用意した160cmのものを使用しています。ポール用のグロメットがあるので、先端はそこに差し込んでいます。
ガイロープも4本しかないので、自分で用意することが必要です。
【テンマクデザイン】テンゲルスタンダードの耐水圧実験
今回も、ホースでかなりの雨を降らせてみました。
しっかりと撥水されています。イイ感じにはじいてますよ。
テント内にも水漏れはありません。シームのあいだからも、水が出てきてません。
ボトムにも水圧をかけてみましたが、全然水漏れはありません!!
サイドや角もやってみましたが、大丈夫です。
おまけ実験:コットは入る?
「コットが入るか」も実験してみました。
185cmのコットでも、気持ちよく使えますね。
【テンマクデザイン】テンゲルスタンダードの撤収
撤収はペグを外して、ポールを取り除きます。
インナーテントは、前後室を重ねるように半分に折りましょう。
フライシートはサイドを中心に寄せるように折り、このようにします。
それをもう一度、半分に折りたたみます。
フライシートをインナーテントの上に重ね、丸めていけば「撤収完了」です。
【テンマクデザイン】テンゲルスタンダードのメリット・デメリットまとめ
最後にメリットとデメリットをまとめましたので、
ご覧ください。
メリット
まずメリットですが本当にたくさんあります。
- コンパクトで設営がしやすい
- 前室や出入口が広く、コットが入る
- 2人でも寝られる広さで、前後から別々に出入り可能
- インナードアは、フルクローズ、フルオープン、フルメッシュ可能
- インナードアをポケットに収納できる
- インナーテント内の小物入れが多い
- フライシートサイドの巻き上げ可能
- ファスナーを上から開けて換気できる
デメリット(要望)
つづいてはデメリットというより要望です。
- スカートが欲しい
- 軽量なアルミポールにしてほしい
- フライシートの出入り口ドアにもメッシュが欲しい
- ベンチレーターを後部にもつけて、開閉固定可能にしてほしい
おわりに
今回は、記念すべき100張り目として『テンマクデザイン テンゲルスタンダード』のレビューをお届けしました。
「満足できるメリットが多いながらも低価格」ということで、とてもコスパがいいテントでしたね。購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
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