固形&ジェル着火剤おすすめ8選!キャンプ・アウトドアで人気なのは?
皆さんこんにちは、タナです。
今回は、BBQや焚き火の火起こしに使う着火剤がテーマです。ジェルタイプや固形タイプなどいろいろなものが市販されていますよね。時間がかかりがちな火起こしも、着火剤を使えばスピーディーにできるので本当に便利です。
僕は最初の頃はロゴスの着火剤をよく使っていました。よくある普通の固形タイプのものも何回か使ったことがあります。今は着火剤を使うことはほぼないのですが、例えば朝起きてすぐ火が欲しい!というようなときは、クルマにいつも積んでいるロゴスのものを使ったりします。
タナのお気に入りを含む全8種類について、実際に着火させ、火力の強さや、水を霧吹きでかけたときの様子などをチェックしてみました。雨の日の火起こしの参考にもなるかと思います。ぜひご覧ください!
目次
固形タイプ・ジェルタイプの特徴
一般的に、着火剤というと固形タイプのものとジェルタイプのものがよく知られています。
固形タイプは、使いやすいという利点はありますが、ニオイや煙が出ると言われています。また、火を起こしてから食材を焼くまでには少し時間をおく必要があるようです。
使い方としては、ブロック状になっているものを割り、そのブロックを中心に炭や薪を置いて火をつけます。1ブロックだけではなく、6ブロックや9ブロックなど多めに使うと確実に火がつきます。また、空気が入りやすいように隙間を開けて積むのもポイントです。
ジェルタイプは、固形タイプよりも火がつきやすくやすく火力が強いという特徴があります。炭や薪に直接チューブからジェルを絞り、火をつけるという使い方です。注意点としては、一旦火がついてから継ぎ足す形であとからジェルを絞るのはNGです。チューブに引火する危険があるので、絶対にやめて下さい。最初にたっぷりめにかけておくのがおすすめです。
初心者の方は、固形タイプとジェルタイプを合わせて使うのもおすすめです。大人数のBBQなどでは、火起こしに時間がかかってなかなか食べられないという事態は避けたいですよね。固形タイプを多めに並べてから炭を置き、上からジェルタイプをかければかなり早く火がおこせると思います。
三和金属 着火剤 MSC-3
Amazonで292円で購入しています。パラフィンと木製ボードが原料で、日本製です。燃焼時間は約7分となっています。
「揮発性油やアルコール不使用」「必要な量だけ割って使える」「ゆっくり燃えはじめるので安全」「水分や湿気に強い」「永年保存可能」などという特徴が書かれています。
口コミによると、「安い」「ニオイもほぼなく簡単に火がつく」「取り扱いが簡単」「燃え残りが少ない」という好評の声があります。薪ストーブで使う人も多いようです。「1個ずつ割るのに力が必要」という意見もあります。
実際に取り出してみると、3×5の15片が2枚、計30片が入っています。タナの感覚だと、特に割るのに力が要るという感じではなかったです。
実験
実際に火をつけてみると、わりとじっくりと火が回っていく感じがします。
約5分経過時点でこんな感じです。まだ火はついています。
約8分経過したあたりで煙が出てきて、火が消えかけてきます。8分30秒くらいでほぼ火が消えました。
もう一度同じ着火剤に火をつけ、霧吹きで水を吹きかけてみます。
一発で消えました。水には弱いようです。
尾上製作所(ONOE) ハイチャッカーL
炭バサミなども作っている尾上製作所の着火剤です。Amazonで772円で購入しました。こちらは中国製です。
固形タイプで燃焼時間は約7分、パッケージには「必要な分量だけ割って使える」「マッチ・ライター等で簡単に点火」とあります。
先ほどのものと同じく、15片のものが2枚入っています。
口コミでは「薄くて携帯に良い」とあります。「火付きが早く、ニオイも煙も少ない」「炭で使うのに便利」という声がある一方、「チャックがないので余りは自分で別の袋に入れて保管する必要がある」「ボロボロしてきれいに割れない」という意見もあります。
開封すると、1枚(15片)ずつ包装されています。その点は先ほどのものより便利ですね。割るのに力は要りませんが、確かにボロボロとカスがこぼれる感じはあります。そもそも外で使うものなのでそれほど気にしなくてもいいかもしれません。
実験
点火してみると、さっきと一緒でわりとゆっくり火が回っていく感じがします。
1分経過した時点で、ちょっと見えにくいかもしれませんが、若干黒い煙が出ています。
8分を経過して、そろそろ消えそうな感じがしてきました。
9分経過しても火は残っているので、さっきのものより火力は良さそうです。
10分で消えました。
もう一度着火して、水を吹きかけてみます。
1回では消えませんね。もう一度かけてみましたが、2回目も大丈夫でした。
2プッシュ連続でシュッシュッと水をかけると、火が消えました。先ほどのものよりは水に強そうな印象です。
ファイヤーアップ
こちらは、製造国はオランダです。圧縮おが粉(パイン材)、植物油で作られています。持ってみると、軽い感じです。
口コミでは、「小さいけれど火力はある」と書かれています。「点火時は一瞬では火がつかず、10秒程度かかるが、一旦火がついたら安定して火が回る」ということです。
実験
約3分経過したところです。少し黒い煙が出ています。
6分あたりで火が弱まりはじめ、約9分で火が消えました。
続いて、水を吹きかける実験です。
1プッシュでは消えませんでした。もう一度プッシュしてみても大丈夫です。
2プッシュ連続でかけてみても消えませんでしたが、3プッシュ連続したら消えました。
ウェーバー
1袋で48ピース入りで、割って使うのではなく、最初からキューブ状になっているようです。Amazonで725円で購入しました。
「ヨーロッパ産おがくず使用。化学成分一切不使用で安心安全」と書かれています。
口コミに関しては、「煙やニオイが少なかった」と書いている人がいます。「オガ炭への着火も簡単」「1個でも一発で着火」など、評判は良さそうです。
開封してみると、こんな感じのキューブ状のものが入っていました。
実験
約1分半経過したところですが、けっこう火が大きいです。若干黒い煙があがっています。
8分経過したあたりで、火はかなり弱まってきました。そろそろ消えそうな感じです。
正方形なぶん、火が上がりやすかったりして、良さそうな印象です。
9分19秒で火が消えました。
もう一度着火して水をかけてみると、ワンプッシュでは消える様子はありません。もう一度プッシュしたり、2プッシュ・3プッシュ連続でかけても消えませんでした。4プッシュ連続でかけると消えました。これまでのなかでは一番水に強そうです。
ロゴス ファイアーライター
ここまで4種類固形タイプの着火剤をみてきましたが、次が僕のなかで本命というか、圧倒的に防水性とコスパが良いんじゃないかというものです。
Amazonで777円で購入しました。
パッケージがこのように小分けになっていて、21ピース入っています。
「水に強い一発着火」など、防水性能の高さが謳われています。
「強い火が持続」「着火が楽になった」「リピーターは多い」など、良い口コミが多いです。悪い口コミでは、「パッケージが扱いにくい」「一つずつ切り離しにくい」という声もあります。「触ると手に付く」「当たり外れがある」という意見もあるようです。
パッケージを開けると、全体がアルミでシールされていて、それを破って下から押すとこのように取り出せます。ちょっとボロボロになってますね…。ローソクのロウのような質感です。
実験
点火すると、一瞬で火がつきます。かなり炎が高くあがっています。黒い煙が若干出ていますが、火力は今のところダントツで強いです。
7分40秒あたりで火が弱まってきたでしょうか。だいぶ小さくなってきましたが、まだ火は付いています。
約10分で火が消えました。
続いて、水をかける実験です。今回は、事前に3プッシュした状態で点火してみます。
水がかかった状態でも、普通に着火します。着火した状態で3プッシュ連続で吹きかけても大丈夫です。
かなり何回も連続で吹きかけない限りは消えません。
全体にまんべんなく水を吹きかけた状態でもすぐ火がつきます。
雨が降っているなかでも、おそらく火は消えないのではないかと思います。今のところ一番性能が高そうです。
ブッシュクラフト ファイヤーキャンディ
Amazonで1,058円でした。固形タイプで、4種類のカラーと香りがあるのが大きな特徴です。オレンジ:虫が嫌うシトロネラの香り、ピンク:ピーチの香り、イエロー:グレープフルーツの香り、グリーン:ライムの香りとなっています。虫よけ効果も多少あるかもしれませんね。
ブリキの容器に入っていて、開けるとこんな感じです。ニオイがすごくします。
チャークロスの作り方の紙が入っていました。チャークロスとは、昔ながらの火種用の炭で、火打ち石のような弱い火花から火種を作るときの代表的な素材のひとつです、と書かれています。僕はまだやったことないですが、一度作ってみたいですね。
良い口コミとしては「パッケージも中身もかわいい」「女子ウケ・子供ウケが良い」「見た目によらずよく燃えた」などとあります。「容量が少ない」という声もありますね。
パッケージの背面に使い方が書いてあります。実際に一粒取り出して切ってみると、確かに中に毛羽立ったような芯が入っています。指で潰しても良いようなのですが、タナにはちょっと難しかったです…。
実験
点火してすぐの時点では、かなり火は小さいです。
4分半が経過して、だいぶ火力が強くなってきました。ローソクのようなイメージで、最初溶けるまで少し時間がかかります。
これくらい火があれば、十分炭に火をつけることはできそうです。ある程度慣れた人向けの商品なのかなという印象です。
6分半経過するとだいぶ消えかけてきたと思いましたが、13分経過してもまだ火は消えません。最終的に、15分くらいで消えました。
続いて耐水性の実験ですが、中央部の芯を説明書どおりに毛羽立たせなかったので、うまく火が着きません…。もう一度毛羽立たせてから点火したら大丈夫でした。
水を吹きかけてみると、2プッシュ・3プッシュ連続でも消えませんでした。火は小さいですが、意外と強いですね。成分的に他のものより消えにくいのでしょうか。わりと雨のなかでも使えそうな感じです。こういうのも一つ持っておくと面白いかもしれません。
ニチネン チャッカネン
Amazonで451円で購入しました。素材はメチルアルコールが中心です。
良い口コミは「煙が少なくて長時間燃える」「残りが保存しやすい。年に数回しか使わないならおすすめ」というふうに書かれています。「着火力は弱め」という意見もあるようですね。
実験
1cmくらい絞り出して着火してみます。
すぐ火がつきますね!他のものに比べると、青色で炎の色が違うなというのが第一印象です。
3分40秒あたりで火が小さくなって、4分50秒あたりで消えました。
固形タイプと直接的に燃焼時間を比べることはできないですが、とりあえずこのくらいの量を燃やしてみました。
続いて、水を吹きかける実験です。10プッシュ連続で吹きかけても消えません。かなり強いですね!水に対する強さはかなりありそうです。
キャプテンスタッグ
Amazonで616円です。240g入りで主成分はメタノールとエチレングリコール、チューブタイプです。「容器内に揮発性混合ガスがたまりにくい逆止め弁付」とあります。
口コミでは「燃えカスが出ない」「狙ったところに出せる」という声があります。「最後の方は絞りきれない」という意見もありますね。確かに、底の方は固いので絞りにくいかもしれません。「化学臭がする」という口コミもありました。
実験
1分経過時点でこのくらいの火になっています。さっきよりも少し多めに出しちゃったのもあって単純比較はできないですが…。約4分少々で消えました。
水を吹きかけてみると、こちらも水には強そうです。連続でプッシュしても火が消えません。
終わりに
僕が以前から気に入ってるロゴスは、たとえ水のなかにポチャンと落としたあとでも火がつくくらい、水には強いです。その水に対する強さが今回の実験で証明できたかなと思います。
固形タイプのなかでは、ウィーバーがコストパフォーマンスが良さそうに感じました。キューブ型のサイズも他のものより大きくて、火も大きく上がったので、使いやすそうな気がします。
ファイヤーキャンディは面白ネタとして1個持っておくと良さそうですね。缶の容器も手のひらサイズでコンパクトですし、火は小さいながらも長く保ちました。
キャンプやBBQなどのアウトドアシーンでは、ぜひこういった着火剤を活用してみるとよいのではないでしょうか。
ちなみに私は何年も色々使って、一周回って文化焚き付けに戻りました(笑)
文化焚き付け入れなかったの後悔してます…。一回使ってみようと思います!!個人的にスリスリ回して火をつける火起こし器も気になってました^_^笑
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