ホットサンドメーカー特集!キャンプにおすすめの7選と選び方を紹介
焼き目の香ばしさやカリッとした食感が何ともいえない美味しさのホットサンド。大人はもちろん子供も大好きなメニューです。
実はホットサンドメーカーはホットサンドだけでなく、さまざまな料理も作れる意外と使える道具です。キャンプブームの中、多くの人がSNSにホットサンドメーカーを使ったアイデア料理をアップしています。
ホットサンドメーカーには、加熱法や焼けるパンの枚数、収納の仕方など、商品によってさまざまな違いがあります。
そこで今回はホットサンドメーカーの特徴や選び方について詳しく紹介!キャンプにおすすめの直火式ホットサンドメーカー7選も紹介していきます。簡単で見た目も華やかなホットサンドをキャンプ飯のレパートリーに加えたい方は、ぜひ読んでみてください。
▼人気ホットサンドメーカーのおすすめだけを知りたい方は動画でチェック!
目次
ホットサンドメーカーは直火式と電気式の2種類ある
ホットサンドメーカーは、加熱の仕方が違う2つの種類があります。
1つ目はガスや焚き火を使って焼く直火式。もう1つは電気を使って焼く電気式です。
直火式のホットサンドメーカー
直火式はガスや焚き火、炭火を使って調理するタイプです。
直火ならではの強い火力で、外側はカリッと香ばしい食感で、中はふんわりとしたホットサンドを作れます。
直火式は四角形のフライパンを2つ合わせたような形状。コンパクトかつ軽量で持ち運びしやすいといえます。
2つの鉄板を分離できるタイプは小さいフライパンとしても使え、キャンプ料理のバリエーションが広がります。
電気式のホットサンドメーカー
電源にコンセントを差し込んで使う電気式ホットサンドメーカー。温度が安定しているので、材料をセットしてスイッチを押すだけで、誰でも簡単に美味しいホットサンドが作れます。
2㎏前後の割と重い製品が多く、自宅など室内で使うのが前提です。普段の朝食はもちろんホームパーティーでも大活躍してくれるでしょう。
電気式ホットサンドメーカーは、タイマーが付いている製品がほとんど。その場に付きっきりにならずとも、ホットサンドが作れます。
また火を使わないので、子供でも安心して使えます。しかしプレート部分が熱くなるので、注意して使いましょう。
電気式ならではのメリットは、プレート部分を変えられる製品が多いこと。プレートを変えればワッフルや鯛焼きなど、違った調理が楽しめます。
ホットサンドメーカーの選び方8つのポイント
直火式か電気式か以外にも、ホットサンドメーカーを選ぶ時には押さえるべきポイントが8つあります。
また「どんなホットサンドを作りたいか」でも適した製品は違ったものに。自分の使いたいシチュエーションや欲しい機能、好みのホットサンドなどなど、以下ポイントをしっかり押さえながら直火式ホットサンドメーカーを選んでいきましょう。
- 一度に何枚焼けるか
- 仕切りがあるか
- ふちがプレスされるか
- どれくらいの厚さまで挟めるか
- 内部がフッ素加工されているか
- ロゴなどの焼き目が付くか
- ホットサンド以外の調理にも使えるか
- プレートを分離できるか
それではポイントを一つずつ説明していきます。
一度に何枚焼けるか
ホットサンドメーカーは、一度にホットサンドを1個作れるタイプ(食パンは2枚)と2個作れるタイプ(食パンは4枚)があります。
ソロキャンプや公共交通機関利用のキャンプでは軽量、コンパクトなホットサンド1個サイズがおすすめです。
仕切りがあるか
ホットサンドメーカーは、仕切りがあるタイプと無いタイプがあります。
仕切りがあるタイプはハーフサイズのホットサンドを2個作ることが可能。
仕切りがないタイプは食パンサイズのホットサンドが1個作れ、シングルタイプと呼ばれます。
・仕切りがあるタイプ(ダブルタイプ)
仕切りがあるホットサンドメーカーで作ったホットサンドは、ナイフや調理バサミで簡単に2個に分けられます。
しっかり具が包まれるので、具がはみ出しにくく子供でも食べやすいでしょう。ハーフサイズなので、一度にたくさん食べられない人にもピッタリです。
デメリットとしては1つのサイズが小さいので、コロッケなど大きな具が挟みにくく、たくさん具を入れにくいことが挙げられます。
・仕切りがないタイプ(シングルタイプ)
仕切りがないタイプはコロッケやカツのような大きな具を挟めて、具の量もたくさん入れられます。
ボリュームあるホットサンドが食べたい人におすすめです。
ふちがプレスされるか
ホットサンドのふちがプレスされるどうかも、チェックしたいポイントです。
ふちがプレスされるタイプは、パンのふちが当たる場所に食パン同士を密着させる出っ張りが付いています。
・プレスされるタイプ
パンのふちがプレスされるタイプのホットサンドメーカーは、2枚の食パンがしっかりくっつきます。
そのため具をしっかりと包み込んだ、ホットサンドを作ることが可能です。
ただし、ふちがプレスされるタイプのホットサンドメーカーは、出っ張りが付いているためフライパンとして使うには適していません。
・プレスされないタイプ
パンのふちがプレスされないタイプは、パン同士がくっつかないので、サンドイッチのような仕上がりになります。
トマトやレタスなど、ちらっと見えた方が美味しそうな具を挟むのがおすすめです。
別途フライパンを持つ必要がなくなるので、荷物を減らしたいライダーや公共交通機関利用のキャンパーにおすすめです。
どれくらいの厚さまで挟めるか
どれくらいの厚さまで挟めるかもポイントです。
多くのホットサンドメーカーは6枚か8枚切り食パンに対応。しかし少数ですが4枚切り食パンに対応しているホットサンドメーカーもあります。
内部がフッ素加工されているか
内部がフッ素やシリコンなどで加工されているかも要チェック。加工されていないと、非常に焦げ付きやすくなります。
特に水分の多い具を挟む時は、焦げ付きやすいので注意が必要です。
ちなみにフッ素加工されているタイプでも、1回目のホットサンドを焼く時は、油を敷いた方が焼き過ぎても焦げ付かず洗う時も楽です。
ロゴなどの焼き目が入るか
ホットサンドに好きなブランドのロゴやイラストの焼き目が入ると、グッとテンションが上がりますね。
またストライプ模様の焼き目が入るものも、カフェ飯のようなオシャレな見た目になるのでおすすめです。
ただし焼き目が付くタイプは、焼き目の部分が焦げ付きやすいともいえます。
ホットサンド以外の調理にも使えるか
ホットサンド以外の調理に使えるかどうかもポイントです。
フライパンとして使うには、なるべくプレートがフラットなホットサンドメーカーがおすすめです。中に仕切りやパンのふちをプレスする出っ張りがあると、他の調理には向いていません。
プレートを分離できるか
ホットサンドメーカーには2枚のプレートが分離できるものと、分離できないものがあります。
分離できるタイプのホットサンドメーカーは、フライパンとしても使いやすいのがメリット。水洗いもしやすくなっています。
しかしパンの焼け具合を見るためプレートを開いた時に、プレート同士が外れて慌ててしまうことがよくあります。
分離できないタイプは調理中にプレートが外れないので、落ちついて調理できます。フライパンとして使わない人は、あえてこちらのタイプを選ぶのも良いですね。
アウトドアにぴったり!ホットサンドメーカー7選
ここからはキャンプで使いたいおすすめ直火式ホットサンドメーカー7選を紹介していきます。
紹介するホットサンドメーカーは、価格も機能もバリエーションがかなり豊富です。あなたのキャンプスタイルにピッタリのホットサンドメーカーを探してみてください。
※商品の価格表記は基本的に公式サイトの価格ですが、一部Amazonの価格を表記しています。
▼下記動画では実際にホットサンドメーカーを使用しているので、合わせてご覧ください。
イタリア商事:バウルー シングル XBW01
主にイタリアメーカーの商品を扱うイタリア商事のホットサンドメーカー「バウルー」。家庭用調理器具としても人気が高い商品です。
こちらはイタリア商事から発売されていますが、職人が一つ一つ手作りした日本製。
仕切りがあるタイプと無いタイプがあり、こちらは仕切りのないシングルタイプ。
ホットサンドメーカーとしては軽量な450g。プレートは取り外し不可ですが、フライパンとして使うことも可能です。荷物を軽くしたい公共交通機関利用のキャンプのお供にいかがでしょうか。
実際に調理している様子はこちらの動画で、ご覧ください。
【スペック】
- 価格:4,950円(税込)
- サイズ:幅14.2×全長35×厚さ3.6㎝
- 重量:450g
- 材質:アルミダイキャスト(フッ素樹脂加工)※IH調理不可
- プレート取り外し:不可
テンマクデザイン:マルチホットサンドメーカーⅡ
人気アウトドアショップ「WILD1」のオリジナルブランド「テンマクデザイン」。アウトドアを知り尽くしたブランドならではの機能的でオシャレなキャンプギアが人気です。
「ほ」の字マークの焼き印がかわいい「マルチホットサンドメーカーⅡ」は、画期的なプレート3枚セット!1.8㎝と2.8㎝のプレートのどちらかを選んで使用できます。
2.8㎝を選べばメンチかつやロースかつなど分厚い具でも楽々挟めます。分厚いパンがお好みの方はぜひ4枚切りでホットサンドを作ってみてはいかがでしょうか。
車移動なら3枚セットでも重さは気になりませんが、ソロキャンプなどで「3枚持って行くのは少々重い」という場合は1枚置いていくのもアリでしょう。移動手段に車も公共交通機関も使う人におすすめです。
実際に調理している様子はこちらの動画で、ホットケーキを焼く動画はこちら。それぞれご覧ください。
【スペック】
- 価格:6,578円(税込)
- サイズ:幅11.8×プレートの長さ13.3×全長35×深さ18/28cm
- 重量:795g(3枚セット)
- 材質:アルミニウム合金(フッ素樹脂加工)※IH調理不可
- プレート取り外し:可能
- 付属品:収納ケース
ヨシカワ:ホットサンドメーカー 焼き目がサクサク ななめ焼き目 SJ2408
ストライプ模様のオシャレなホットサンドを作れるヨシカワの「ホットサンドメーカー」。盛り付けを工夫すれば、まるでカフェ飯のような雰囲気を楽しめます。
またプレートが取り外せるのでフライパンとしても使えます。
口コミでは「チルドタイプの餃子を挟んで焼く」という声も。今回紹介する商品で最も軽い380gなので、荷物を少なく軽くしたい人に特におすすめです。
【スペック】
- 価格:1,473円(税込:Amazonで2021年11月16日現在)
- サイズ:幅15×全長35×厚さ3.2cm
- 重量:380g
- 材質:アルミニウム合金(フッ素樹脂加工)※IH調理不可
- プレート分離:可能
キャプテンスタッグ:ホットサンドトースター M-8617
新潟市燕三条市に本社がある老舗アウトドアブランド「キャプテンスタッグ」。豊富なラインナップと手頃な価格帯はキャンパーの頼れる存在です。
キャプテンスタッグの「ホットサンドトースター」はメタリックなシルバーカラーと外側の模様が個性的な雰囲気。「人と違う見た目のものが好き!」という方におすすめです。
こちらの商品はフッ素などのコーティング加工はされていません。必ず油やバターを敷いて焼きましょう。「フッ素加工ものは嫌!」というこだわりがある人に、ぜひおすすめです。
【スペック】
- 価格:3,850円(税込)
- サイズ:幅14.7×全長35.3×厚さ3.5cm、トースター部内寸13.6×12.2cm
- 重量:約454g
- 材質:アルミダイキャスト※IH調理不可
- プレート分離:不可
LOGOS(ロゴス):ホットサンドパン 81062241(※動画は 81062239)
1985年創業の日本のアウトドアブランド「ロゴス」。ファミリーでのアウトドアを楽しくするカラフルでポップなギアをたくさん販売しています。
ロゴスの「ホットサンドパン」はハーフサイズが2つ焼けるダブルタイプ。それぞれにブランドマークのメイプルリーフとLOGOSの焼き印が付き、テンションが上がること間違いなしです。
取っ手は取り外し可能でコンパクトに収納できます。
実際に調理している様子はこちらの動画で、ご覧ください。
【スペック】
- 価格:3,740円(税込)
- サイズ:幅12×プレート長さ12×全長36×厚さ3.5cm
- 重量:490g
- 材質:アルミ、スチール※IH調理不可
- プレート分離:可能
Coleman(コールマン):ホットサンドイッチクッカー 170-9435
アメリカを代表的するアウトドアブランド「コールマン」。コールマンの「ホットサンドイッチクッカー」は仕切りのあるダブルタイプです。
三角形のハーフサイズのホットサンドが2個作れます。焼き印はブランドロゴにもなっているランタンマーク!アウトドア気分がさらに盛り上がりますね。
さらにハンドルが外せて収納がコンパクトかつ収納袋付き。荷物をコンパクトにしたいライダーや、公共交通機関利用のキャンパーにおすすめです。
実際に調理している様子はこちらの動画で、ご覧ください。
【スペック】
- 価格:3,980円(税込)
- サイズ:幅13.5×全長40×厚さ3.8㎝
- 重量:550g
- 材質:アルミニウム(ノンスティック加工)※IH調理不可
- プレート分離:可能
- 付属品:収納ケース
Snow Peak(スノーピーク):ホットサンドクッカー トラメジーノ
みんなの憧れアウトドアブランド、「スノーピーク」。機能性とデザイン性の高い製品が高い人気を誇っています。
スノーピークのホットサンドクッカー「トラメジーノ」はひねりが効いた他にないデザイン。取っ手を外すのではなく、スライドさせることでコンパクト収納を可能にしています。
今回紹介する商品で唯一のパンの耳を切って使うタイプ。耳を切るのが面倒な人には向きませんが、耳がないことで端まで硬すぎないパリッと食感を楽しめます。食感重視の人には断然おすすめです。
また食パン2枚分の大きさが一度に焼ける製品も今回は「トラメジーノ」だけ。ドンドン枚数を焼きたい、ファミリーやグループキャンプにピッタリです。
フライパンとして使うと2種類の料理を一度にできます。
実際に調理している様子はこちらの動画で、ご覧ください。
【スペック】
- 価格:8,030円(税込)
- 使用サイズ:幅19×全長33×厚さ3㎝
- 収納サイズ:21×19×3㎝
- 重量:850g
- 材質:アルミダイカスト(シリコン塗装)※IH調理不可
- プレート分離:可能
ホットサンドメーカーの使い方
ホットサンドメーカーでホットサンドを作る手順を紹介します。
ホットサンドだけでなく、肉まんや餃子など焼く時も同じような手順でOKです。
好きな食材を挟む
ホットサンドメーカーを開いて置きます。
コーティング加工がされていないホットサンドメーカーや焦げ付きやすい汁気の多い料理の場合は、最初にしっかり油やバターを塗りましょう。
続いてプレートに最初に食パン、次にチーズやハムなど好きな具、最後に食パンを置きます。
食材を置いたら、取っ手に付いているストッパーをハメます。
焚き火やバーナーで焼く
食材を入れたホットサンドメーカーを焚き火や炭火、ガスバーナーで炙ります。
パンはすぐに焦げてしまうので、バーナーの場合は弱火にしましょう。
1分程度経ったらホットサンドメーカーを開いて、焼け具合を確認しましょう。この時プレートが分離するホットサンドメーカーは、外れやすいので気をつけてください。
ひっくり返して反対側も焼く
火に近い方が焼けていたら、ひっくり返して反対側も焼きます。こちらも1分程度です。
また焼け具合を確認して、いい感じに焼けていれば完成です。
ホットサンドメーカーは最初の1回目は、やや焼けるまで時間がかかります。しかしプレートが熱くなるにつれて、焼き時間が短くなるので注意してください。
ホットサンドメーカー1つでキャンプ料理の幅が広がり便利
美味しくて見た目もオシャレな、ホットサンドが簡単に作れるホットサンドメーカー。ホットサンドだけに留まらず、さまざまなアイデア料理を作ることも可能です。
各アウトドアブランドや調理器ブランドから、個性豊かなホットサンドメーカーが多数販売されています。
今回紹介した選び方のポイントを押さえれば、自分のキャンプスタイルにピッタリのホットサンドメーカーが決まってくるはず。自分にピッタリのホットサンドメーカーを見つけて、キャンプや自宅の食卓をより豊かで華やかなものにしてくださいね。
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