焚き火台ランキングBEST5!キャンパー100組に聞いたおすすめを紹介
焚き火台をキャンプに持って行くと、料理や炎の鑑賞、暖をとる時にと活躍してくれます。
キャンプ場では様々な種類の焚き火台を目にし「キャンパーで焚き火台を持っていない人はいないのでは?」と思う程、今やキャンプで定番のアイテムです。
しかしながら選択肢が多過ぎて、どの焚き火台を購入すべきか悩まれる方も多いでしょう。
そこで今回はキャンパー100組に聞いた「焚き火台ランキングBEST5」を紹介していきます。
ランキング以外にも焚き火台の選び方や、焚き火に必要なアイテムもお伝えしていくので、焚き火初心者の方はぜひ参考にしてみてください。
お気に入りの焚き火台を見つけて、キャンプで焚き火を楽しみましょう!
▼おすすめの焚き火台だけを知りたい方は動画でチェック!
目次
キャンプ・アウトドアで焚き火を楽しむには焚き火台が必須
キャンプで焚き火を楽しむには、地面から離れた場所で焚き火できる「焚き火台」が必須になります。
「焚き火台」は直火禁止エリアで活躍するだけでなく、網やゴトクなど豊富なオプション品を使うことで料理も楽しめる一石二鳥のアイテム。デザイン性もおしゃれなものからシンプルなものまで、幅広く展開されており、焚き火やキャンプの雰囲気を一段と盛り上げてくれる効果もあります。
どのキャンプ場でも気ままに焚き火を楽しみ、料理も楽しめる「焚き火台」はキャンプやアウトドアには欠かせません。
焚き火台の選び方は?押さえておきたい6つのポイント
キャンプやアウトドアを楽しむ上で欠かせない焚き火台ですが、色々なメーカーから販売されているため、どれを選ぶべきか悩む方も多いはず…。せっかく買うなら焚き火の雰囲気も焚き火台での料理も、色々と楽しみたいですよね。
そこでデザイン性や使いやすさ、付属品など押さえておきたいポイント6つを詳しくお伝えしていきます。
ポイントを押さえて自分に合った焚き火台を選んでいきましょう!
1.目的に合わせ浅型・深型を選ぶ
焚き火台の構造は大きく「浅型」と「深型」の2つに分かれます。
まずは焚き火台で何をしたいか、目的によってどちらの構造が適しているか選んでいきます。
炎を眺めリラックスしたいなら浅型
浅型は炎が焚き火台に隠れないため、じっくり焚き火の炎を眺められます。
また薪の追加や移動と火いじりが簡単にでき、自分が見たい炎に調節が可能です。例えば大きい炎を見たい時は薪を追加する、熾火の赤さを眺めたい時は薪を離して置けば、簡単に調節できます。
テントやタープに火の粉で穴が空かないよう離れて焚き火台を使うか、防炎性が高く引火しにくいテント生地にするなど対策しておきましょう。
火いじりしながら、炎を眺めて癒やされたいのであれば「浅型」がおすすめです。
調理も楽しみたいなら深型
深さがあり焚き火周りが壁のように囲われているため、風の影響を受けにくく熱も逃しにくいため調理に向いています。
また深さがあるので薪を重ねやすく、強い火力を出すことも可能です。
ただし一度火力を強くすると、火いじりがしずらく火力調節が難しくなります。
焚き火を楽しみつつ、焚き火台で本格的な料理を楽む目的であれば「深型」がおすすめです。
2.薪をくべやすいサイズか確かめる
一般的に販売されている薪は30〜40cm程度が多いので、焚き火台の薪を乗せる部分が30〜40cm以上だと薪をくべやすくなります。
焚き火台が薪より小さい場合ノコギリや斧、ナイフなどで薪を短くする必要があり、慣れていないと手間取ること必至です。
3.ソロキャンプなら軽量・コンパクトなものを選ぶ
ソロキャンプは一人でキャンプ道具を収納して持ち運ぶため、使用する焚き火台は携帯性が重要です。
携帯性は「重さ」と「収納サイズ」で決まります。
〈重さ〉
軽量であればあるほど携帯性は高くなるので、素材に注目しましょう。
またチタンは軽量なだけでなく、頑丈で錆びにくい素材です。比較的高価ですが携帯性を重視する場合チタン製は外せません。
〈収納サイズ〉
コンパクトなものほど携帯性は高くなるので、設置方法に注目しましょう。
設置方法には組み立て式・折りたたみ式・そのまま使用するの3パターンがあります。
組み立て式が一番コンパクトですが、焚き火台の種類によっては、設置に慣れるまで手間がかかることがあります。なるべく組み立てが簡単な焚き火台を選ぶと、ストレスなく焚き火を楽しめおすすめです。
ソロキャンプで軽量・コンパクトな焚き火台を選ぶ場合は、素材と設置方法に注目して選びましょう。
4.料理を楽しめる付属品・耐荷重か確認する
焚き火台で作る料理はキャンプ映え必至。特に冬は暖まりながら料理できるため、焚き火台料理は外せません。
焚き火台には網やゴトクなど調理用の付属品がついているものがあり、付属品を使用すると様々な料理が楽しめます。
料理も本格的に楽しみたい!という方は、料理の幅を広げる付属品や焚き火台の耐荷重について確認しておきましょう。
バーベキュー好きなら焼き網つき
アウトドアやキャンプで楽しめるバーベキュー。家族でワイワイ、一人でゆっくりとどちらでも美味しく楽しめる料理です。
バーベキュー好きであれば、焼き網つきがおすすめです。
付属の網は焚き火台にピッタリ装着でき、肉や野菜など裏返すときも網がズレにくく安心です。
バーベキューする場合は付属品にピッタリ装着できる、専用の焼き網があるか確認しておきましょう。また「バーベキューで焼きそばも!」という方はプレートが付属してるかも要確認です。
煮る・炊くにはゴトクつき
焚き火台で煮込み料理や炊飯などの料理を楽しみたい場合は、ゴトクつきがおすすめ!
冷めたスープや飲み物を温めたい時もゴトクがあれば、さっと焚き火台に乗せるだけで温まるのでとても便利です。
バーベキューで使用する焼き網をゴトク代わりに使用する方法もありますが、網が歪んだり乗せたものが落ちたりする可能性があり危険です。
煮る・炊くなどの調理をする場合は、なるべくゴトク付きの焚き火台を選びましょう。
ダッチオーブンに耐えられる
キャンプ料理で使われる代表的な調理器具のダッチオーブン。ダッチオーブン1つで「焼く、炒める、煮る、蒸す、揚げる」といった、ほぼ全ての調理ができる万能調理器具です。
ダッチオーブンは分厚い金属でできた、フタ付きの調理器具で重みがあるのが特徴。サイズにもよりますが10kgを超える商品もあります。
ダッチオーブンだけでなく、料理する食材の重さにも考慮が必要です。ダッチオーブンプラス食材の重さを想定して、耐荷重を確認しましょう。
5.初心者でも快適に楽しみやすい付属品つきを選ぶ
焚き火台には料理に関する付属品だけでなく、焚き火を快適に楽しめるような付属品つきの商品もあります。
焚き火初心者でも焚き火を初回から楽しむために、付属品をチェックしていきましょう!
ロストルつきは薪が燃えやすくゆっくり楽しめる
ロストルとは焚き火台の底に敷く、頑丈な金属で作られた台や網のこと。ロストルを使用すると風通しが良くなり、薪が燃えやすくなるため火力が安定します。
一方ロストルを使用せず焚き火した場合、風通しが悪く火力が安定しないことが多々あります。火力を安定させるためには、こまめに薪の位置を変えたり火吹き棒で風を送ったりしなければならず、焚き火をゆっくり楽しめません。
初心者では焚き火の火力を安定させるまで、結構手間取ります。火力を気にせずゆっくり焚き火を楽しみたい方は、ロストルが付属している焚き火台を選びましょう。
灰受けつきなら手軽に片付けられる
焚き火で必ず出てくる灰。キャンプでは地面に落ちた灰を、そのままにするのはマナー違反です。
灰受けがついていない場合は、焚き火シートやプレートでも代用可能できます。
6.二次燃焼する焚き火台は燃焼効率が高まる
二次燃焼とは煙が燃焼すること。初回薪が燃えて(一次燃焼)出た煙に、高温の空気が触れることで、さらに燃焼します。
煙が燃えるため燃焼効率が高まり、少ない量の薪で焚き火が楽しめるのが特徴です。
焚き火台ランキング!キャンパー100組愛用の人気No.1は?
焚き火台の必要性や選び方がわかったところで、実際にキャンパーが愛用している焚き火台ランキングBEST5の発表です。
実際にキャンパーが愛用しているので、どれも実用性があり確かな製品です!焚き火台選びの参考にしたい方は、ぜひチェックしてくださいね。
また「キャンプ場でよく見かけるけど、どこのメーカーか分からなかった」という方も、見かけた焚き火台がランキングに入っている可能性が高いので要チェックです!
ランキング紹介と同時に焚き火台の特徴やスペック、価格などもお伝えしていきますので焚き火台選びの参考にしてみてください。
※商品の価格表記は基本的に公式サイトの価格ですが、一部Amazonの価格を表記しています。
▼下記動画では実際に焚き火台を使用しており、キャンパーさんのインタビューと合わせて参考にしてください。
5位:Coleman(コールマン)ファイアーディスク
「アウトドアブランドといえばColeman」といわれるほど、日本でメジャーなアウトドアメーカーColemanの焚き火台がランクイン。
見た目は円でシンプルなデザイン。設置は折りたたんである脚を起こすだけの簡単設営です。
また薪をくべるスペースが広いため、薪割りせず豪快な焚き火が可能です。付属品は焼き網がついているため、焚き火を囲いながらバーベキューを楽しめます。
ただし浅型なので横風に弱く、風が強いと炎が安定しない場合があります。風が吹いても焚き火を楽しめるように、風よけとなる風防板や風防幕など用意しておくと安心です。
比較的大きめのデザインなのでファミリーキャンプやグループキャンプなど、大人数の焚き火に向いています。
【スペック】
- 価格:6,980円(税込)
- 使用サイズ:直径45×高さ23cm
- 収納サイズ:直径45×高さ8.5cm
- 重さ:1.6kg
- 素材:オールステンレス
- 耐荷重:30kg
4位:Sanzoku Mountain(サンゾクマウンテン)焚き火台
斬新でワイルドかつクールなキャンプ用品を作成しているサンゾクマウンテンから焚き火台mouncolがランクイン。
「直径が45cmあるため、薪割りせず薪を焚べられる」「ハイ・ローの高さ調節できる」のがポイントです。薪割りせずに、ゆっくりと焚き火を楽しめ、調理時・焚き火時でハイorロースタイルを使い分けられます。
また焚き火台を囲ってバーベキューする場合は、チェアの高さによってハイかローを選べるのも嬉しいポイントです。
組み立ては工具を必要とせず、脚をつけるだけの簡単設営。付属品は収納袋がついていて持ち運びがしやすくなっています。
料理用のアイテムは付属していませんが、焚き火台と併せて使える別売りアイテムが豊富にあります。
無骨な見た目の中に、繊細なデザインの炎が浮かび上がる夜の焚き火はキャンプの雰囲気を一段と盛り上がること間違いなし!
mouncolには和模様が刻んである「wagara」英数字が刻んである「12」など、模様の種類が多く展開されているため、焚き火台から映し出される炎を楽しみたい方にもmouncoシリーズはおすすめです。
【スペック】
- 価格:35,800円(税込)
- 使用サイズ:直径45×高さ26〜33cm(脚10〜17cm)
- 収納サイズ:直径45×16cm
- 重さ:7kg
- 素材:黒皮鉄
- 耐荷重:-
3位:Picogrill(ピコグリル)398
コンパクトさと軽量さを兼ね備え、ソロキャンプの焚き火台として定着してきているピコグリル398がランクイン!
携帯性よく使いやすいため「偽ピコグリル」といわれる、ピコグリルに似せた商品が販売されるほど人気の商品です。
特徴は収納サイズがA4に収まる抜群の携帯性。重さも398gと、焚き火台の中でも随分軽量です。
ピコグリルは組み立て後のサイズ幅が38cmと、薪割りしなくても薪を豪快に乗せられ、快適に焚き火を楽しめます。
組み立ては2枚のプレートを組み合わせて、フレームに固定するだけの簡単設営です。
付属品は携帯性を考慮した収納袋と、調理時に使用できるスピットと呼ばれる串がついており、肉や魚・野菜などの食材を刺して焚き火調理が可能。串として使用しない場合は、そのまま焚き火台に乗せればゴトクにもなります。
ピコグリルはソロキャンプや携帯性を重視したキャンプスタイルの方におすすめです。
【スペック】
- 価格:14,000(税込Amazon2021.11月時点)
- 使用サイズ:幅38.5×奥行き26×高さ24.5cm
- 収納サイズ:幅33.5×奥行き23.5×高さ1cm
- 重さ:398g
- 素材:ステンレス
- 耐荷重:-
2位:Snow Peak(スノーピーク)焚火台
日本のアウトドアメーカーで、デザインのシンプルさや品質に定評のあるSnowPeakの焚き火台がランクイン!直火禁止ルールを常識のマナーに変え、焚き火台という商品ジャンルを有名にしたメーカーです。
スノーピークといえば焚き火台といわれるほど代表的な商品。比較的重量がある焚き火台ですがスノーピーク本社の工場で、1つ1つ社員の手で生産されており、丈夫で品質が高く「買えば一生物」ともいわれています。
形は逆四角錐形状で、設置するときは開いて置くだけの簡単設営です。
またサイズ展開がS・M・Lとあり、シーンやキャンプスタイルに合わせて購入できるのも嬉しいうれしいポイントです。
- Sサイズ:ソロ向け(1~2人用)
- Mサイズ:デュオ向け(2~3人用)
- Lサイズ:ファミリー向け(3~4人用)
丈夫で品質が高く、飽きのこないシンプルなデザインのため1つの焚き火台を長く使っていきたい方に、とてもおすすめの焚き火台です。
【スペック】
- 〈Sサイズ〉
- 価格:9,460円(税込)
- 使用サイズ:幅28.5×奥行き28.5×高さ20.5cm
- 収納サイズ:縦41×横35×高さ2.5cm
- 重さ:1.8kg
- 素材:ステンレス
- 耐荷重:-
- 〈Mサイズ〉
- 価格:13,860円(税込)
- 使用サイズ:幅35×奥行き35×高さ24.8cm
- 収納サイズ:横45×縦51.5×高さ3.2cm
- 重さ:3.5kg
- 素材:ステンレス
- 耐荷重:-
- 〈Lサイズ〉
- 価格:17,160円(税込)
- 使用サイズ:幅45.5×奥行き45.5×高さ31.5cm
- 収納サイズ:横56×縦64×高さ3.2cm
- 重さ:5.5kg
- 素材:ステンレス
- 耐荷重:-
1位:UNIFLAME(ユニフレーム)ファイアグリル
栄えある1位は日本のアウトドアメーカーで「ユニークなフレーム(炎)を創造する」というコンセプトを持つユニフレームの焚き火台でした!
頑丈でバランスの取れた設計で、耐荷重20kgとダッチオーブンのような重量がある調理器具でも安心して使用できます。
組み立ては脚を開いて、炉を乗せれば完成の簡単設営です。
さらに1番嬉しいポイントは1万円を切る低価格です!色々な付属品がついている上に、低価格で安心安全の日本製。キャンパーから支持されるのも納得です。
ファイアグリルは手軽に焚き火を楽しめ、色々な料理も作れるので、初心者からベテランキャンパーまで楽しめます。
【スペック】
- 価格:7,500円(税込)
- 使用サイズ:幅43×奥行き43×高さ33cm
- 収納サイズ:幅38×奥行き38×高さ7cm
- 重さ:2.7kg
- 素材:炉・ロストル:ステンレス鋼 スタンド・焼網:鉄・クロームメッキ
- 耐荷重:20kg
焚き火に必要な道具は?揃えておきたいアイテム
実は焚き火台を用意しただけでは、快適に焚き火できません。
火付けを楽にしたり、火いじりを楽しんだり火力を調節したり…と様々な過程で必要な道具があります。
焚き火台シート・プレート
焚き火台を地面に直置きすると地面が焼けたり、草木が焦げたりと直火と同じく自然破壊に繋がるため、焚き火台シートやプレートで遮熱する必要があります。
火ばさみ
火いじりや薪の移動、薪を焚べる時に必要です。火ばさみの長さが短いと、炎が上がった時に火傷する可能性があるため、なるべく長めの火ばさみを用意しましょう。
耐熱グローブ
火を扱う上で外せない道具です。着火時や薪を焚べる時、焚き火が終わった後の焚き火台清掃時など、火傷する可能性がある工程では必ず装着してください。
薪割り道具
薪の長さを調節するノコギリや、太さを調節する専用のナイフ、薪割りするための斧など、焚き火台に合わせて薪のサイズを調節するために必要です。
着火剤
薪に火をつけるために最も重要な道具です。いきなり太い薪を燃やそうとしても燃えません。
細い薪を重ねて火を育てていきますが、慣れていないと細い薪でも火を維持するのが大変です。
火起こし道具
時間がかかっても自ら火を起こしたい!という方は金属を擦って火を起こす「ファイアースターター」がおすすめですが、慣れていないとかなりの手間取ります。
火吹き棒
焚き火に風を送り火力を強めたり、炎を安定させたりするために必要な道具です。
うちわや紙などで扇げば風を送れると思いがちですが、火吹き棒はピンポイントで燃えている薪の内側に風を送り込めるので、風の伝わり方や燃え方が全然違ってきます。
以上の7つを用意すればスムーズに焚き火を楽しめます。
焚き火台の他にも用意する道具は多いのですが、比較的安価で手に入るので、焚き火の際は用意しておきましょう。
焚き火台でおしゃれにキャンプ・アウトドアを楽しもう
今や焚き火に必要不可欠な焚き火台。環境問題の点だけでなく、焚き火台のデザインによって炎を美しく見せてくれたり、料理に便利だったりと焚き火台を使うメリットはたくさんあります。
今回ご紹介したキャンパー愛用の焚き火台ランキングBEST5の中に、あなたが気になる焚き火台はありましたか?
同時に焚き火に必要なアイテムも揃えれば、焚き火の準備は万端です!ぜひ自分に合ったお気に入りの焚き火台を見つけてみてください。
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