二次燃焼できる焚き火台を10ピックアップ!メリット・デメリットや選び方を解説
焚き火台を選ぶ際に注目したいポイントはいくつかありますが、今回は「二次燃焼」できる焚き火台について解説します。
二次燃焼とは、焚き火で発生した煙に高温を当て、再度燃焼させること。
少ない薪で大きな炎が発生するので、強い火力で調理を楽しめます。
また、
- 煙が発生しづらい
- しっかり燃え尽きるから灰が出にくい
といった利便性もあります。
二次燃焼を起こすには特殊な焚き火台の構造が必要で、専用の焚き火台でしかできません。そのため二次燃焼可能な焚き火台は、多くの方に注目されています。
二次燃焼とはどういったものか、そのメリットやデメリット、二次燃焼する焚き火台の選び方のポイントなど詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね!
目次
焚き火台は二次燃焼できる商品がおすすめ
二次燃焼とはそもそもどのようなものなのか、二次燃焼が起きる仕組みなどについてご紹介します。
焚き火台における二次燃焼とは?
二次燃焼とは、煙となった可燃性のガスに高温の空気を当てて再度燃焼させることを言います。
焚き火で薪を高温で熱することで、可燃性のガスが発生します。そのガスに着火して燃えるのが一次燃焼。
一次燃焼で燃えきらなかった可燃性のガスは煙となって宙を舞っていますが、この燃えきらずに煙となったガスを利用して効率よく再度燃焼させることを二次燃焼と呼んでいます。
焚き火台で二次燃焼が起こる仕組み
一次燃焼で発生して燃え切らずに煙となった可燃性ガスに、高温の空気を当てることで二次燃焼は起こります。
二次燃焼が可能な焚き火台は、煙と高温の空気が合わさるよう、焚き火台のサイドの部分に空洞があり、上部に穴が開いた形状です。
このように高温の空気が通るように作られているため、二次燃焼を起こすことが可能となります。
焚き火台が二次燃焼するメリット
二次燃焼がおきることによって、得られるメリットは沢山あります。
少ない薪で強い火力の火を起こせることはもちろん、使いやすさ・後片付けのしやすさなどが主なメリットです。具体的にどのようなメリットがあるのか、詳しく解説します。
煙・灰の発生が少ない
二次燃焼は一次燃焼で発生した煙を、さらに燃焼します。そのため、煙や灰がしっかりと燃え尽きます。
煙が発生しづらく、灰も出にくいため後片付けが簡単です。
燃焼効率が良く燃料の節約になる
二次燃焼を起こすと、火が2段階で発生することになります。そのため炎が大きくなり、燃焼効率もアップします。
薪が完全燃焼するため燃え残りが出ない
二次燃焼を起こすと、薪が完全燃焼し、燃え残りが出にくくなります。灰も残りにくいので、非常に後片付けが簡単です。
焚き火台が二次燃焼するデメリット
二次燃焼が起きることで大きな火が楽しめたり、片付けが楽になるといったメリットがある一方で、他の焚き火台と比較してデメリットに感じる点もあります。どんなデメリットがあるかもチェックしましょう。
燃え尽きるのが早く燃費が悪い
二次燃焼をすると少ない薪でも大きな炎が発生しますが、その分燃え尽きるのが早くなり、長く焚き火を楽しむことはできません。
燃費は悪いので、長時間ゆっくり焚き火を楽しみたい場合は注意しておきましょう。
普通の焚き火台に比べ重くなりがち
二次燃焼可能な焚き火台はその独特な構造のため、普通の焚き火代に比べると重くなってしまいます。ソロキャンプや登山キャンプなど荷物を少なくしたい場合はあまり向かないので注意してください。
二次燃焼する焚き火台の選び方5ポイント
二次燃焼する焚き火台を選ぶ際には、注目したいポイントが5つあります。
様々なメーカーから商品が販売されているので、自分にあった焚き火台を選ぶためにも、以下のポイントを十分にチェックしましょう。
この5つのポイントを押さえて、自分にあった焚き火台を選びましょう!
①素材(チタンorステンレス)をチェックする
焚き火台に使われる素材には、それぞれの特徴があります。メリットとデメリットをチェックしてどちらの素材が適しているか検討しましょう。
チタン製
耐久性が高く、錆びにくい点がメリット。さらに軽量で持ち運びやすくなります。ただし価格は高くなるので、コスパよりも機能性重視の方におすすめです。
ステンレス製
耐久性があり、錆びにくいメリットがあります。価格も比較的安いので、コスパ重視の方におすすめ。ただし重量は他の素材に比べて重くなる傾向があります。
②調理するなら焼き網付きを選ぶ
二次燃焼ができる焚き火台の中には、焼き網がついた商品もあります。キャンプで料理も行いたいなら、焼き網付きのものを選びましょう。
二次燃焼可能な焚き火台なら、少ない燃料で大きな炎が出せるので高火力が必要な調理にも適しています。
③組み立て・撤収のしやすさを確認する
二次燃焼可能な焚き火台の多くは円筒型となっています。ネジなどを使わずにパーツを組み合わせて完成するものなら、組み立てが簡単。キャンプ初心者や不器用な方でも、安心して使えます。
④片付けやすい灰受け皿付きを選ぶ
二次燃焼をすると薪や灰が残りにくく、後片付けは簡単になります。ですが、より片付けの手間を少なくしたいなら灰受け皿付きの焚き火台がおすすめ。
皿を引き出して捨てるだけで、片付けが完了します。とても手軽に撤収できて、便利です。
⑤コンパクトさ重視なら折りたたみタイプを選ぶ
ソロキャンプがメインの方やツーリング、サイクリングでキャンプを楽しむ方、登山キャンプをする方などコンパクトさを重視したい場合は、折りたたみタイプがおすすめ。
スタンドと本体を広げるだけで簡単に組み立てられる、折りたたみの二次燃焼可能な焚き火台もあります。
焚き火台10選!二次燃焼可能なおすすめ商品
二次燃焼が可能な焚き火台を、10点ご紹介します。それぞれの商品のスペックはもちろん、特徴やどんなキャンプに適しているかも詳しく解説します。
※商品の価格表記は基本的に公式サイトの価格ですが、一部Amazonの価格を表記しています。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) キャンプストーブ
高品質・高コスパなアウトドアアイテムを多数販売する、キャプテンスタッグ 。こちらの焚き火台は着火しやすく、綺麗な炎が作れます。
小さめサイズでお手軽な焚き火台として、ソロキャンプにもおすすめできるアイテムです。折りたたみが可能で、コンパクトに持ち運べる点も特徴。
ただし、足が短いので芝生のあるキャンプでは地面が焦げやすいので要注意。焚き火シートを用意すると安心でしょう。
【スペック】
- 価格:6,089円(税込)
- 組み立てサイズ:(約)幅250×奥行220×高さ280mm
- 収納サイズ:(約)幅370×奥行380×厚さ80mm
- 総重量:(約)2.3kg
- 主素材:ステンレス
- 付属品:本体×1、炭受け×1、目皿×1、バーベキュー網×1、ゴトク×2、収納バッグ×1
DOD めちゃもえファイヤー
ユニークなアウトドアアイテムで有名な、DODの二次燃焼焚き火台「めちゃもえファイヤー」。
スリムでコンパクトなサイズ感が特徴です。40cmの薪が入るぴったりサイズが魅力。市販の薪を入れるだけで薪を組む必要がなく、お手軽です。
おしゃれなレーザーロゴ、スリムでかっこいいデザインも人気の理由です。
地面に直接付かないように、スチールテーブルも付属しています。重量は重めですがコンパクトサイズなので、オートキャンプなどに適しています。
【スペック】
- 価格:14,633円(税込)
- 組み立てサイズ:(約)幅430×奥行140×高さ240mm
- 収納サイズ:(約)幅470×奥行190×高さ250mm
- 総重量:(約)7.7kg
- 主素材:ステンレススチール
- 付属品:本体×1、スチールテーブル×1、収納バッグ×1
ソロストーブ キャンプファイヤー SSCF
高い耐久性、継ぎ目のないシンプルな構造が特徴のソロストーブのキャンプファイヤー。同様の焚き火台の中でも一番大きめのサイズで、複数人での利用に適しています。
小枝や松ぼっくりなど、キャンプ地にある自然の燃料を使って簡単に着火が可能。火力も十分で約950mlの水を2分~4分で沸かせます。
高品質なステンレスを使っており、軽量で丈夫。品質の高い製品を取り扱うソロストーブならではの焚き火台となっています。長く使えるアイテムをお探しの方にもおすすめ!
【スペック】
- 価格:13,200円(税込)
- 組み立てサイズ:(約)直径178×高さ235mm
- 収納サイズ:(約)直径178×高さ170mm
- 総重量:(約)998g
- 主素材:ステンレススチール
- 付属品:本体×1、五徳×1、収納袋×1、日本語説明書×1
ソロストーブ タイタン
上記でご紹介したソロストーブの二次燃焼可能な焚き火台の中サイズの製品です。ソロでも複数人でも使える万能サイズ。
バックパックの中に入れてもかさばらず、コンパクトに持ち運べます。
キャンプファイヤーと同様に、丈夫なのに軽い高品質のステンレス製。タイタンは467gと非常に軽量でツーリングやサイクリングを伴うキャンプや、登山キャンプでも持ち運びやすくて便利です。
底部分が熱くなりにくいので、場所を問わず使える点も大きなメリットです。
【スペック】
- 価格:11,000円(税込)
- 組み立てサイズ:(約)直径130×高さ200mm
- 収納サイズ:(約)直径130×高さ140mm
- 総重量:(約)467g
- 主素材:ステンレススチール
- 付属品:本体×1、五徳×1、収納袋×1、日本語説明書×1
Field to Summit フレイムストーブ
日本製の高コスパなウッドストーブ型の焚き火台。五徳がX型になっており、小さなクッカー等も安定して載せられます。
半分以下の高さに収納できる、コンパクトさが魅力です。ソロキャンプにもおすすめ!
火力が強く、芝サイトだと芝が焼けやすいので要注意。焚き火シートも用意すると、より便利に使えます。
【スペック】
- 価格:3,579円(税込)
- 組み立てサイズ:(約)直径170×高さ240mm
- 収納サイズ:(約)直径170×高さ110mm
- 総重量:(約)780g
- 主素材:ステンレス
- 付属品:本体×1、五徳×1、収納袋×1
HonToy キャンプストーブ
小さすぎず、ちょうど良いサイズと人気のウッドストーブ型の焚き火台。低価格なので「まずは安いものを買って試してみたい」方におすすめです。
燃焼部の容量が大きく、燃料を沢山入れられます。大きな火を簡単に発生させられるので冬キャンプでも大活躍。
火吹き棒が付いており、着火も楽にできるので初心者の方やウッドストーブ型の焚き火台を初めて使う方にもおすすめです!
【スペック】
- 価格:2,980円(税込)
- 組み立てサイズ:(約)直径170×高さ250mm
- 収納サイズ:(約)直径170×高さ120mm
- 総重量:(約)850g
- 主素材:ステンレス
- 付属品:本体×1、五徳×1、収納袋×1、火吹き棒×1
CANWAY ウッドストーブ 壱ノ型
コンパクトでソロ向けのキャンプストーブ型の焚き火台。二次燃焼が可能なので、小さくても火力は抜群です。網付きなので、炭火を使えばソロBBQもこのアイテムで行えます。串焼きなどの調理にもぴったり!
収納時には高さ7cmになり、非常にコンパクト。バックパックの中でかさばらず、持ち運びも簡単です。
1人用の調理に適した、火力の強い焚き火台が欲しい方には特におすすめ!試しやすい低価格な点も高ポイントです。
【スペック】
- 価格:2,680円(税込)
- 組み立てサイズ:(約)直径130×高さ180mm
- 収納サイズ:(約)直径130×高さ70mm
- 総重量:(約)560g
- 主素材:ステンレス
- 付属品:本体×1、収納袋×1、取扱説明書×1
フュアハンド パイロン
フュアハンドはドイツ生まれの灯油ランタンが有名なアウトドアブランド。シンプルな強力な炎を発生させる、2重構造の筒型設計になっています。炎が吹き出すように燃え上がるのが特徴です。口コミでも「火力がすごい!」との高評価。
立ち上がる炎を楽しみたい方、豪快なキャンプファイヤーを楽しみたい方におすすめ!
強い火力でほとんど燃えカスが出ないため、最後の後片付けも楽ちんです。
【スペック】
- 価格:42,900円(税込)
- 組み立てサイズ:(約)三脚幅445×直径365×高さ740mm
- 収納サイズ:-
- 総重量:(約)1.5kg
- 主素材:ステンレススチール
- 付属品:本体×1
waku fimac ウッドストーブ ネイチャーストーブ ラージ
waku fimacは、中国製の低価格なアウトドア製品を数多く販売しているブランドです。大型の二次燃焼が可能な焚き火台は高額なものが多いですが、15,000円以下で購入でき高コスパ。安さ重視の方におすすめです。
実際に使った方も「中国製だけど品質は十分で高コスパ」と評価しています。気になる二次燃焼もしっかりできて、燃えカスが少なく、後片づけも簡単です。
サイズは大きめですが、持ち手付きの収納袋があるので持ち運びも便利。
【スペック】
- 価格:12,980円(税込)
- 組み立てサイズ:(約)幅330×高さ340mm
- 収納サイズ:幅350×高さ350mm
- 総重量:(約)5kg
- 主素材:ステンレス
- 付属品:本体×1、収納袋×1
Mt.SUMI(マウントスミ)Bud Bonfire(バッドボンファイヤー)
Mt.SUMIは京都宇治炭山の山間部にあるアウトドアメーカーです。着火剤や薪ストーブが有名なメーカーで、火に関するこだわりが詰まった商品を多く販売しています。
さらに炎が持続しやすい深型でよく燃えるため、焚き火初心者でも簡単に火起こしできます。
組立てサイズは大きいですが、分解式のため収納時はコンパクトになります。
携行性が高く、二次燃焼を豪快に楽しめる大きさの焚き火台を探している方におすすめです。
【スペック】
- 価格:29,150円(税込)
- 組み立てサイズ:(約)幅490×高さ280mm
- 収納サイズ:(約)幅440×奥行410×高さ120mm
- 総重量:(約)7kg
- 主素材:ステンレス
- 付属品:本体×1、ロストル×1、収納袋×1
焚き火台は二次燃焼可能なものを選ぶと煙を抑えて楽しめる
二次燃焼の特徴や二次燃焼が可能な、おすすめ焚き火台についてご紹介しました。
煙が少なく、火力の強い焚き火を楽しみたい方は、今回ご紹介した「二次燃焼可能な焚き火台の選び方のポイント」をしっかりチェックして、自分のキャンプスタイルに合ったアイテムを選びましょう。
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