さあ！ お待ちかね夕食の準備にかかります！

今晩は、キャンプ場に来る途中で買った、山栗と持ち米で栗ご飯を作ります。焚き火で炊くご飯って、美味しいですよね。さらに、タナ料理長自慢の「食べだしたら箸が止まらない！ホルモン焼き」も披露しますよ。

飯盒で炊くモチモチ山栗ご飯

飯盒にもち米と水を入れ、何回か研いだら栗を入れましょう。汲みたてのお水を注いで…お水は、こんな感じで割と適当に入れてます！　感覚で料理を作るクリエーター気質のタナ料理長です。大丈夫です。ちゃんと美味しくできます。信じてください。

お気に入りのプジョーのソルトミルでガリガリガリと塩を挽きます。ガチッと飯盒の蓋をしたら焚き火に置きます。

【タナ料理長の豆知識】

最近、気に入っているのが、「プジョー」のミルです。プジョーってあの車の？ という声が聞こえてきましたね。そうなんです。プジョーはフランスの自動車メーカーとして知られていますが、製粉所から製鋼作業所となり、ノコギリや斧、ミルなどを作ってたんです。料理人の間では「プジョー」といえば「ミル」を指すといわれています。デザインも洗練されていますよね。

え〜、そして。毎回忘れ物をすることで知られるタナ料理長です。

今回はトングを忘れてしまったので、薪をいい感じに調節するのに苦労しました。皆さん焚き火用のトングはお忘れなく！と思ったら、そんなタナを遠巻きにそ〜っと見守っていてくれた仲間がトングを貸してくれました。やさしい……苦労をしているタナに手を差し伸べてくれました。愛されています！（笑）

さあ！ 飯盒を置いたら、火吹き棒をふ〜ふ〜吹いて火力を強くします。栗ご飯は初めは強い火加減が大切です！焚き火に飯盒をかけたら、火を強めてくださいね。そして、グツグツグツグツいってきたら、焚き火に直置きはやめてワイヤー棚の一段上に移動します。

炊けてきた感じなので、焚き火の横に置いてしばらく蒸します。うまく炊けているかな〜。この待つ時間がたまらないんですよね。周囲はもう夜のとばりがおり真っ暗。ランタンと焚き火のオレンジ色が暖かそうです。

【本日のタナの愛用品】

小さいので持ち歩気が楽なミルです。料理の下ごしらえにその場でガリガリガリ……タナ調理長は、道具にこだわるのです。

じゅ〜じゅ〜！タレの絡んだホルモン焼き

ご飯を蒸らしている間に、今夜のおかずを作りましょう！ホルモン焼き！ホルモン焼き！です。（2度叫んでしまいました）

1．鉄鍋を熱します！
2．熱した鉄鍋に、ホルモンを投入
3．じゅ〜じゅ〜じゅ〜……いい音に耳を傾けます。この音だけでご飯が食べられます！
4．どんどんホルモンの脂が溶けていきます
5．ここで、昼間食べた「熊本名産・ふじ馬さし　たれ」をかけ回します！（これがメチャ、メチャうまかったので）
6．ホルモンとよ〜く絡んでうまそうな色になりました

さて、蒸らしておいたご飯も美味しく炊けています。よく混ぜて、ひとくち味見を……うまいっ！飯盒で炊くご飯って抜群にうまいんですが、さらに山栗ともち米のご飯は抜群。栗はほっくほっくで、もち米はつやつや。塩加減も最高。さすがはタナ料理長です。

「食べてごらん」……あまりのうまさに、思わず微笑みながら、胸を張り気味にしつつ、自信満々に仲間に差し出してみました。

「えっ。今、ちょ、ちょっと怖いね」「うん、怖い怖い」……ですって。ひどい。

仲間に、怖いといわれてしまいました。気を取り直して、器に栗ご飯をよそいます。そこに、照りのいいタレがよ〜く絡んだホルモン焼きを隣に乗せてっと！

つやっつやっのもち米栗飯に寄り添う、照りっ照りのふくふくホルモン焼き。ご飯にしみるうまうまのタレ。このトリオの輝きは眩しい。眩しいです！これはもう、美味しいに決まっとります。うまいっ！

先ほど、「こ、怖い」といわれたので、仲間の分は各自、自分でよそってもらいます（笑）。あまりのうまさに、箸が止まらず人によそってあげる余裕を失うタナです。

残ったタレでもう一品！椎茸とねぎ焼き

お鍋にはホルモンの脂と馬刺しのタレがたっぷり余っています。これを使って、タナ料理長はもう一品！椎茸とネギを切ったものを投入します。

お！……鍋に、枯れた芝が入りましたね……気にしないで、一緒に炒めちゃいます。野性味があるところを見せつけるタナ料理長です。

見てください。もう、タレが絡んでうまそ〜なこと！肉から出た脂とタレのソースで炒め野菜を作る……これ最高です。
焚き火料理って、本当にうまいですよね。全部、美味しくいただきました。

【本日のタナの愛用品】

今回は、仲間のスキレットを我が物顔で使いまくったタナです（笑）。いつもは、鉄のフライパンやスキレットを持参しています。焼き物・揚げ物・煮込みなんでも使えるのですごく便利ですよ！

満点の星降る夜〜寝る前の星空撮影タイム〜

お腹もいっぱい！皆で幸せな気持ちになったところで、おやすみさない！……の前に、星空を撮影します。

初挑戦！ 星空タイムラプス撮影です

【タナ料理長の豆知識】

カメラの腕はプロレベル！（笑）のタナ料理長です。今回は人生初の星空タイムラプス。タイムラプスとは、低速度撮影のことで、カメラの回転速度を低くして撮影する方法です。「コマ落とし」なんて呼ばれています。映画のような不思議な映像が撮れるんです。標高900mに位置するゴンドーシャロレーでは、ビルや車の明かりが全くないので、美しい星空を眺められることでも知られています。

地上にあるのは、タナとその仲間たちのテントの明かりだけ。

漆黒の空に輝く無数の星・星・星。標高900m、ネオンもビルの灯りも何もない場所でなければ見られないですよね。地球の、いや、宇宙の大きさを想像すると胸がいっぱいになるタナでした。

さて！朝日・ランチ・ドローン撮影など、見所たくさんの後編へと続きます！

自分の基地に戻りました。ずっと仲間と一緒だったので、ちょっぴり寂しいタナです。ビビィはキラキラと光る夜露で覆われていました！でも、大丈夫。中はフカフカ、へっちゃらです！靴は出しっぱなしにしていると朝露で濡れてしまうのでビニールに入れてと。
中は、ちょっと狭めです。中（頭の部分）には、小さいランタンを付けてます。明日の日の出時間を確認してから、おやすみなさい！ 今日はたくさん働いたしお腹もいっぱいなのでぐっすり眠れちゃいそうです。

【本日のタナの愛用品】

ソロキャンプ用のテント内で、ビビィ内で、ちょっと灯りが欲しいときに重宝するのがこれ！ 小さな小さなランタンです。充電式で、灯りを調節できます。形がかわいいでしょ？ 寝る前に思わず「おやすみ」といって頰ずりしちゃうタナです（笑）

さて、後編は、朝日と雄大な景色を収めたドローン動画など見所たくさん！お昼ご飯は、ワイルドに豚バラブロックの炭火焼を披露しちゃいます。これがまたうまいんです！必見ですよ。