今回はワンポールテント第二弾になります。
第一弾では大きめのワンポールテントを紹介しましたが、今回は非常にコンパクトになるワンポールテントをご紹介します!
▼第一弾の記事はこちら
【耐水性抜群】Geer Top TCワンポールテント徹底レビュー!設営方法や付属品紹介
▼実際に設営している様子も一緒にどうぞ!
目次
ワンポールテントのスペック詳細
まず気になるスペックですが上記のようになっております。
収納すると非常にコンパクトで、重さも1.5kgと持ち運びやすいですね。
なおかつお値段が7999円(祐一郎購入時はなんと5999円)と、かなりリーズナブルです。
しかし、ポールがついていません!!
なので別途ポールを購入したり、登山用のストックなどで代用する必要があります。
袋の中身は?
袋の中には、フライシート(シルバー)とインナーテント(ブラック)が入っています。
それぞれ約600gとけっこう軽くなっています。
そしてアルミペグが12本とガイロープが2本入っています。
ペグの重さは200g弱と、アルミ製ということもあり軽いですね。
ワンポールテント設営
まずはインナーテントの設営です。
インナーテントを地面に敷いて4箇所ペグダウンします。
そしてポールの代わりに登山用ストックの登場です。
ストック下部のカバーを外すととがった部分が出てくるので、それをインナーテントのハトメに入れて立てます。
ガイロープを引っ張りペグダウンすればインナーテントは完成です!
次はフライシートを上からかけます。こちらもペグダウンすれば設営完了です。
ワンポールテントを設営してみての注意点
1.付属のペグがもろい…
付属のアルミペグがけっこうもろいので、別途ペグを用意しておいたほうがいいかもしれません。
2.設営に試行錯誤
tent-markのパンダはフライシートを自立させたら、インナーテントをフライシートのベルトで固定して吊り下げるだけという簡単な設営方法です。
しかしこちらのテントには吊り下げる用の仕組みがないので、テント設営に試行錯誤しました。
3.インナーとフライのフックの位置が合わない
後室側の2ヵ所はインナーとフライのフックをつなげてペグダウンできます。
ほかの箇所は、インナーとフライのフックの位置があってないので、それぞれペグダウンする必要があります。
ちなみに今回はサイドの2ヵ所以外の6ヵ所にペグダウンしました。
サイドの部分は天候の状況を見てペグダウンするといいかもしれませんね。
4.ベンチレーターが閉じられない
ベンチレーター(テント内と外の空気を喚起する所)が2ヵ所ついていますが、閉じられないので常に開いたままとなります。
5.ガイロープ用ループを使えば耐風性がUP
ガイロープ用ループ(赤)が2ヵ所ついているので、使用すれば台風性が向上します!
ワンポールテントの使用感は?前室・後室
まず前室部分に入ってみます。ジッパーはかなりスムーズに開けることができます。
前室の中はけっこう広いですね。
インナーテントの中は、大人1人が寝る分には十分くらいな広さですね。
ワンポールテントなので壁の圧迫感は感じると思います。
メッシュの目が細かいので小さな虫の侵入も許しません。
風通しは良いのですが、UVカット加工されてないので中は暑いです。
ちなみに天井にはランタンフックがついているので、夜ランタンをつるしておくこともできます。
小物入れはついていません。
前室を使って調理や作業を行う際には、このようにインナーに座って行うのが基本になると思います。
入り口を閉じてみても、前室は十分に広いですね。
椅子などローチェアを入れるのは厳しいですが、コットは入れられるので2人で寝ることは可能です。
続いては後室です。
前後両方とも出入りが可能になっているので、前室に荷物をたくさん置いてしまっても、後ろから出ることができるのは便利ですね。
後室の広さは、前室ほどではありませんが、靴や小物を置いておくのには十分でしょう。
前後のフライシートを開けたままにすると、より風通しよく使うこともできます。
全体を開けると、さらに通気性がよくなります。
【激安ワンポールテント】残り2通りの使用方法とは?
タイトルにもある通り、このテントは3通りの使い方ができます。
インナーテントとフライシートを組み合わせる以外の使い方も紹介します。
インナーシートのみ
2つ目は、インナーテントのみで使う方法です。
風通しがいいので、夏場なんかはインナーテントのみでもいいですね。
快適に過ごすために、遮光性のあるタープを併用するのがおすすめです。
フライシートのみ
3つ目は、フライシートのみで使う方法です。
中に入るとこんな感じになります。
コットを置いて寝ることもできますし、調理なんかも可能ですね。
UVカットがないので、やはりタープの併用がおすすめです!
ワンポールテントの耐水圧を試してみた!
実際に水をかけて耐水圧の実験をしてみましょう!
スペック的には、・インナーボトム→3000mm ・フライシート→2000mmになっています。
インナーボトム
まずは、インナーボトムから実験です。
210D(デニール)オックスフォードと激安テントなのに分厚い生地となっていますが、ボトムの四隅がシーム処理(防水処理)されてないので、その耐水性が気になるところですね。
結果は…中に水がしみ込んでしまいました…
使う際には、自分でシームテープを貼るか、グランドシートを下に敷いておいた方がいいと思います。
フライシート
次はフライシートの耐水性を実験してみましょう。
210T(タフタ)と厚めの生地になっており、シーム処理もきれいな方です。
フライシートはしっかり水をはじいてくれています!
テントの中も水漏れはありません。
収納袋
ちなみに、収納テントには水が浸入してきます。
裏にシーム処理が施されていないので、気をつけてください!
【激安ワンポールテント】メリット
ワンポールテントの設営や実際に使ってみて、尾上祐一郎が感じたメリットとデメリットを最後に紹介します。
1.3通りの使い方ができる
インナーテントのみ、フライシートのみ、インナー+フライで使用と3通りを、その場の状況や好みに応じて使い分けられるのはいいですね!
2.コスパがいい
それなりのスペックや、使いやすさがありながら1万円以下で買うことができるので、コスパはいいです!
3.前室が広い / 後室がある
前室が広いのでそこで調理することができますし、1人用のテントですが前室にコットを置けば2人で使うことも可能です。
後室があるのもいいですね。靴や小さいものはそちらに置くことができます。
4.出入り口が前後にある
前後どちらからも出入り可能というのは素晴らしいですね。
片方が荷物で埋まっても、もう片方から出ることができます。
【激安ワンポールテント】デメリット
1.縫製が雑
値段がお安いので、ところどころ縫製が雑なところがありましたね。糸がぴょっと出てたりします。
ただ、テンションのかかる部分はしっかりしてるので、簡単に破れるということはなさそうです。
2.インナーのボトムがシーム処理されていない
シーム処理がないので、インナーテント内に地面から雨水が浸入してくる恐れがあります。
フライシートはしっかりとシーム処理されてるので、雨漏りなどの心配はありません。
3.インナーとフライのフックの位置が違うので設営しにくい
インナーとフライのペグダウンする位置がずれているので、設営の際にすこし手間取るかもしれません。
4.ペグが曲がってしまう
こちらも設営の感想で紹介したとおり、付属のペグはすぐに曲がっていしまいます。
なので、自分でチタンなどの丈夫なペグを用意しておくことをおすすめします。
5.ポールが別途必要
デメリットというより注意点ですが、ポールが付属してないので自分で用意しましょう。
今回使った登山用のストックの長さが約126cmなので、この長さを目安にポールを選ぶといいと思います。
おわりに
今回は3通りの使い方ができる、激安ワンポールテントを紹介しました。
是非テントを購入する際には、今回の記事を参考にしてみてください!
またYouTubeのコメント欄、Twitter、Instagram、Facebookでは、皆様からのテントに関するご質問を受け付けておりますので、気軽に質問を送ってくださいね!
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