寒くなってくると、キャンプでも薪ストーブが使いたいですよね。
そこで今回は総集編として、冬に嬉しい「薪ストーブが使えるテント厳選11種」をくわしくご紹介します!
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目次
おすすめテント1:【ヘルスポート】バランゲルドーム
おすすめひとつめは、『ヘルスポート バランゲルドーム』です。お値段は17万1600円~。
【ヘルスポート】バランゲルドームの特徴
バランゲルドームは、薪ストーブを使うことを前提に作られたテントです。
天井の中心は、煙突が通せるように開閉可能になっています。
テント内の換気のための吸気口も、数か所設置されています。
しかも積雪の影響を受けない位置にあるので、たくさん雪が降っても安心して薪ストーブが使えるんです。
テント生地は難燃性のポリエステル。耐水圧も3000mmあり、熱にも雨にも強いテントとなっています。
【ヘルスポート】バランゲルドームを実際に使っている様子
・こちらの方はバランゲルドームの小さいのを使っていますね。グルキャンをするときには、このテントの中で宴会をするそうですよ。
・一緒に使ってる薪ストーブは、テンマクさんのもの。煙突とテントの接地面には、バイクのマフラーに巻く断熱材をつけて生地が痛むのを防いでいますね。
・テントの中がすごく広いですね。リビングスペース、荷物置き、コットを置いても余裕がありますね。
タナのひとこと
ヘルスポートは1951年にノルウェーで設立され、世界屈指の品質で名を知られる人気メーカーです。
以前は日本で購入する場合は、個人輸入や並行輸入をするしかありませんでした。しかし、現在は株式会社アブレイズが国内の取り扱いを開始しているので、一部アウトドアショップで購入が可能になっています。
緩やかで優しい印象を受ける曲線が美しいバランゲルドームは、正面には3つの入り口があり人の出入りもラクラクです。窓もふたつあるので、通気性も抜群です!
しっかりとした半円形になっているので、空間がとても広く感じられます。薪ストーブを入れても配置がやりやすい良いテントです。
おすすめテント2:【オガワ】ツインピルツフォークTC
おすすめふたつめは、『オガワ ツインピルツフォークTC』です。10万4500円~。
【オガワ】ツインピルツフォークTCの特徴
アルミフレームは、強度のあるΦ30mmを採用しています。
スタンディングテープが付属しているので、設営がさらに簡単になっています。
オプションのフルインナーを装着することにより、テント内に快適な就寝スペースを確保できます。ハーフインナーを使えば、リビング付きテントにもなりますよ。
オプションである二又フレームを使うと、内部空間をさらに有効活用できます。
【オガワ】ツインピルツフォークTCを実際に使っている様子
・中は結構広いですね。6人くらい入ったとしても余裕がありそうです。
・こちらの方も生地が焼けたり、傷んだりしないように、バイクのマフラーに巻くものを付けていますね。
タナのひとこと
ツインピルツフォークTCにはスカートもついてるので、オールシーズンをとおして状況に合わせた使い方ができます。
標準装備はツインポールのみですが、2~4本ほどのポールを追加して持っていけば、いろんなスタイルを楽しめますよ。
おすすめテント3:【ノルディスク】アスガルド
つづいては『ノルディスク アスガルド』です。12万9800円~。
【ノルディスク】アスガルドの特徴
生地は、保温性と透湿性に優れたコットン素材に、耐水性のあるポリエステル素材を混紡した「テクニカルコットン」を使用。
耐水圧は350mmながらも、撥水効果がとても高いです。なのでよほどの豪雨でなければ、テント内にしみこむことはありません。
ワンポール式のテントなので、組み立ては簡単です。
ペグで生地を地面に固定した後、ポールで立ち上げるだけでもう使えます。
【ノルディスク】アスガルドを実際に使っている様子
・10人まで使える規格のようで、結構でかいですね。
・入り口は斜めに入りやすいようになっています。
・かなり広いので、薪ストーブと石油ストーブのふたつ使わないと、なかなか温まらないようです。天井も高く、空気量も半端ないですからね。
・そして薪ストーブの煙突が出ているこの穴、なんと自分で開けたそうです。ANEVAYというメーカーが推奨している煙突穴が取り付けられており、煙突がくっついたとしても焼けない優れモノです。
タナのひとこと
ノルディスクのテントは、キャンパーさん取材のときによく目が留まるテントですね。とても大きく、色も白なので存在感があります。
ノルディスクはデンマーク生まれの老舗アウトドアブランド。
極寒の地”北欧”で使用することを基準に作られているので、雨風はもちろん、幸にも強い丈夫な設計になっています。
そのため今流行りのグランピングでは、アスガルドをはじめとしたノルディスクのテントが、多く使われています。
結構大きなテントなので「設置が大変かな~」と思う人が多いと思いますが、ペグで固定してポールであげるだけでそれなりの形になってくれます。
おすすめテント4:【ノルディスク】アルフェイム
4つめは、『ノルディスク アルフェイム』です。11万5500円~。
【ノルディスク】アルフェイムの特徴
クラシカルなティピ型で、綺麗な円錐型モデルです。
トップにはベンチレーションがついており、フロアを外せばテント内で料理や小さな焚き火も可能になります。
センターポール1本だけで、簡単にテントを立ち上げられます。
ちなみに、ポールの高さや上のベンチレーションは調節可能です。
デュオキャンプ、ファミリーキャンプに最適なテントです。
【ノルディスク】アルフェイムを実際に使っている様子
・1年ほど使用されているそうで、使い心地は良いとのことです。
・テントとフロアはジッパーでつながっており、フロアはありでもなしでも使えます。
タナのひとこと
このテントのサイズは、12.6と19.6の2種類です。
アルフェイムは、先ほど紹介したアスガルドより2mほど高いので、大人が使ってもそんなに圧迫感を感じないと思います。
ただその高さゆえ、風には弱いです。防風性を高めるために、ペグを多く打つ必要があります。
アルフェイムかアスガルドか?
どちらを選ぶかは、快適性と設営の楽さのどちらを重視するかによります。
おすすめテント5:DOD【レンコンテント】
5つめは、『DOD レンコンテント』です。4万4000円~。
DOD【レンコンテント】の特徴
大きく開くドアが、前後に2つずつで合計4ヶ所あります。
テント上部に360度配置した大きな窓により、焚き火の煙を排出することが可能。焚き火用だけでなく、天体観測する窓としてもおススメですね。
焚き火前に座った際、頭部分は煙たさを感じにくく、身体部分は温かさを感じるように絶妙な高さで設計されているのも特徴。
ウォール生地はファイヤーリフレクター機能を果たしてくれるので、風で焚き火が早く燃え尽きてしまうことを軽減してくれます。
また、スカート生地がついているため、テント生地の下からの風が軽減されます。
DOD【レンコンテント】を実際に使っている様子
・天井に開閉可能な窓がたくさんありますね。上から見ると穴の開いたレンコンに見えることから、レンコンテントという名がついたそうですよ。
・「焚き火ができる」ということで購入したそうですが、テント内での焚き火はちょっと狭い。2人以上入ると厳しい、ということで薪ストーブを購入したそうです。
レンコンの穴部分から煙突が出せて、換気性も抜群なので、薪ストーブに適しています。
タナのひとこと
レンコンのように穴だらけのテントなので、インパクトがありますね。ネーミングセンスもさすがです。
中で焚き火ができる冬仕様のワンポールテントは、テント内で薪ストーブで温まりながら星が見れるので最高です!!
テントの上部に360度配置された大きな窓は、焚き火の煙を排出してくれます。それでも熱気は逃がさず身体の周辺を温めてくれる、いいテントです。
おすすめテント6:【スノーピーク】スピアヘッド
6つめのおすすめは、『スノーピーク スペアヘッド』です。15万8000円~。
【スノーピーク】スピアヘッドの特徴
全周にフレームを配置することで、狭さを感じさせない広い空間を確保。大人数でも、ストレスなく過ごせます!
ドッキング機能がついてるので、必要に応じて2張、3張とつなげられます。
【スノーピーク】スピアヘッドを実際に使っている様子
・かなり大きいテントですね。なんと、13人ほど入れるサイズがあるそうです!!このときは8人でしたが、かなりゆったり使えてますね。
・連結して使うこともできます。合計で3つ連結可能。
スピアヘッド同士をつなげて、ドーナツのように連結もできるそうですよ。
・薪ストーブの煙突が生地にあたらないように、木で囲いを自作したんだとか。
タナのひとこと
2017年12月に発売された、スノーピークのシェルター『スピアヘッド』。
連なる雪山のようなフォルムと、自然になじむアイボリーのボディーカラーが特徴です。この圧倒的なオーラに魅了される人が続出中です!!
サイズはMサイズとLサイズの2種類あります。
おすすめテント7:【ルクセ】メガホーン3
7つめは、『ルクセ メガホーン3』です。3万900円~。
【ルクセ】メガホーン3の特徴
ソロでもデュオでも十分に対応できる、ちょうど良い大きさです。
モノポール構造になっており、1人での組み立ても簡単!
このテントの最大の特徴は、シルバーコーティング。
シルバーUVカット加工が施されているので、夏は比較的涼しく、冬は薪ストーブで暖かく使うことができます。
【ルクセ】メガホーン3を実際に使っている様子
・メガホーン3には、煙突ポートがついています。難燃性の素材で燃えません!薪ストーブと相性がいいんですね。
・つめれば4~5人は入るそうですが、快適に使うなら1~2人。設営が楽なワンポールテントです。
タナのひとこと
ルクセは香港のメーカーで、コストパフォーマンスに優れています。お手頃価格でこのクオリティ。なかなか無いと思います!
中古でもなかなか見つからないテントなので、買える機会があったら購入してみてはいかがでしょうか!?
おすすめテント8:【Arixci】ワンポールテント
8つめは、『Arixci ワンポールテント』です。1万1120円~。
【Arixci】ワンポールテントの特徴
支柱を含む1極テントで、ソロキャンプやツーリングに適しています。
ベンチレータは、2つの網の通気窓がついている天頂に配置されてます。
20Dシリコンコーティングのナイロン素材は、柔らかい肌ざわりでとても軽い!とても素敵な素材です。
防風レベルはグレード5以上、テントの周りには7本のガイロープがあり、固定することができます。
【Arixci】ワンポールテントを実際に使っている様子
・天井に窓があるので、そこから煙突を出すことができます。
タナのひとこと
かなり薄い生地で、たたむとかなりコンパクトになります。そして軽量なので、キャンプツーリングをする人におすすめです!
ソロやデュオでも、十分な広さがあります。
薪ストーブに対応してるにも関わらず、かなりお手頃なので、ひとつ購入してみてもいいかもしれませんね。
おすすめテント9:【シークアウトサイド】レッドクリフ
9つめは、『シークアウトサイド レッドクリフ』です。13万5000円~。
【シークアウトサイド】レッドクリフの特徴
シークアウトサイドは2008年に、アメリカの冒険家のよって設立されたブランドです。
設立当初から軽さと丈夫さを追求し、徹底した品質管理により、北米で高く評価を獲得してきました。世界の有名登山家や冒険家に愛され、アラスカ遠征やアラスカ避難補でも活用されています。
【シークアウトサイド】レッドクリフを実際に使っている様子
・最大6人使えるということで、中は広々していますね。
・テントの中心にあるストーブはなんと重さ1kg!普通15kgくらいしますから、かなり軽いですね。そしてこのストーブはテントとセットなんです!
・煙突用のポートが最初からついていて便利ですね。かなり大きいテントですが、なんとバックパックに入るくらいコンパクトになるようです!
タナのひとこと
1点1点、ていねいなハンドメイド製法にこだわっています。各テントに縫い付けられたラベルには、担当者のサインが書かれてるそうですよ。
シルナイロンという素材を採用しており、耐久性と防水性は通常ナイロンの約7倍もあるんだとか!防風性にも非常に優れています。
またシルナイロンは超軽量にもかかわらず、摩擦や引き裂き、擦り切れに強い高機能ファブリックとして有名です。
おすすめテント10:【tent-mark DESIGNS】サーカスTC DX
残りあとふたつ!つづいては、『tent-mark DESIGNS サーカスTC DX』です。4万3780円~。
【tent-mark DESIGNS】サーカスTC DXの特徴
夏は木陰のように涼しく、冬は暖気を逃さないTC素材を使っています。抜群の遮光性と通気性を兼ね備えているので、結露もしずらいです!
出入り口が2ヶ所あり、快適な風通しを実現しています。片方の入り口にはサイドフラップがあるので、タープのように使うことができます。
1人でも2人でも丁度いい、絶妙なサイズ感です。
【tent-mark DESIGNS】サーカスTC DXを実際に使っている様子
・DXは前室の幕が追加されてるので、タープの用に使うことができます。もちろん全部閉じて、三角形にして使うことも可能です。
・薪ストーブの煙突は、サイドウォールから出せるようになっています。外からみた感じも、オシャレでいいですね。
タナのひとこと
「キャンパー取材をして見かけない日は無い!」というくらい、サーカスTCは人気のテントです。
通常のTCとTC DXの違いは、入り口のサイドフラップの有無。
サイドフラップが追加されても値段の差は8000円ほどしかないので、これもDXが大ヒットした理由かもしれませんね。
tent-mark DESIGNSの商品は、高品質なのにお手頃価格!非常にコストパフォーマンスが高いブランドです。
おすすめテント11:軍幕(パップテント)
最後は『軍幕(パップテント)』です。
軍幕(パップテント)の特徴
軍幕は、遠征時に使用することを目的に作られているパップテントです。
一般向けに作られているわけではないので、製造数も限られています。
日本では、限られた場所でしか手に入らないので希少なテントですね。
手に入れるにはオークションやフリマ、ミリタリーショップや個人輸入などの手段しかありません。
軍幕(パップテント)を実際に使っている様子
・かなりコンパクトなテントなので、薪ストーブひとつあるとかなり暖かくなるそうです。
・ここの部分は、薪を入れすぎて燃やしてしまったそう。
タナのひとこと
主にアメリカ軍やポーランド軍、ドイツ軍、そしてハンガリー軍が出回っていますが、実は最初からテントと呼べるようなものではないんです。
なんと、ポンチョをテントとして利用しています!緊急のときや、ポンチョを着て行動して休むときに使う想定で作られています。
そのためベンチレーションや通気性は良くなく、快適性は低いです。
ただ最近ではアウトドアメーカーが、現代にあったパップテントを制作しています。
なので重さや快適性など、しっかり見て買うのがいいですね!!
おわりに
今回は、薪ストーブを使えるテント11種をご紹介しました。
形やサイズ感など変わってくるので、自分のキャンプスタイルに合ったテントを見つけてもらえれば嬉しいです。
冬キャンプデビュー、薪ストーブデビューの方は、特にこの記事を参考にしてください!
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