今回は『UJACK サーペントテント』を、テントバカこと祐一郎が徹底解剖します!!
実際に組み立てや耐水実験を行って、メリット・デメリットをまとめてましたので、ぜひ最後までご覧ください!
▼実際に使っている様子も一緒にどうぞ!
今回ご紹介するのは、こちらのテントです。
目次
【UJACK】サーペントテントのスペック
『UJACK サーペントテント』のスペックは、こちらになります。
商品の中身チェック
では、収納袋の中身を見てみましょう。
中には説明書、ペグ、ガイロープ、グランドシート、ポール、インナーテント、フライシートが入っています。
付属のペグはこのような感じです。
スチールペグが17本入っています。ペグが太めで、かなりしっかりしていますね。先端は尖っていません。
ガイロープ4本も、一緒の小分け袋に入っています。
ポールも確認してみましょう。細かく分割して、収納されてます。
こちらの太いものが、メインポール。5節で1本になり、ボタン式で接続します。
真ん中が曲がっているのは、本体を立ち上げるY字ポールですね。天井部分に取り付けます。
サブのキャノピー用ポールは細めです。4節で1本になります。
Y字ポールとメインポールを比べてみると、大きさが違いますね。
ただ組み立て時には見分けづらそうなので、自分で目印を付けておくといいかもしれません。
【UJACK】サーペントテントの組み立て
①まずはフライシートを地面に敷きます。
ペグダウンの際には、ベルト部分をしっかり伸ばした状態で行いましょう。
ペグダウンは6ヶ所行います。
最初に真ん中の左右2ヶ所をペグダウンしてから、ほかのヶ所のペグダウン位置を決めます。
②つづいては、フライシートにポールを入れていきます。
あらかじめY字ポールをメインポールの突起に挿しこんで、接続しておきましょう。
ではポールを入れます。
ここでも、ちゃんとY字がメインポールにしっかりささっているか、確認しながら行ってください。
③ここから微調整します。
遠目から見て、傾きがないかチェックしましょう。傾いてる場合は、ペグの位置を微調整です。
ペグの位置調整が終わったら、ベルトをしめてテンションをかけます。
ピンと張りすぎると、後々テンションがかけづらくなってしまいます。
④これでフライシートの立ち上げは完了です。
入り口を開けて、中を見てみましょう。
背が高いテントなので、入り口をコードストッパーで止めるのが難しいという人もいると思います。
そういう場合は脚立を用意しておくか、メインポールを斜めにして、テントの背を低くして留めるといいと思います。
⑤ここからは、インナーテントの取り付けに移ります。
インナーテントを敷く前に、グランドシート(別売り)を敷きます。
このときはペグダウンの位置がずれていたようで、グランドシートとペグを上手くつなげることができませんでした。
⑥グランドシートの上に、インナーテントを敷きます。
フライシートとインナーテントをつなげて立ち上げます。
⑦これでテントの立ち上げは完了です!!
【UJACK】サーペントテントの機能をチェック
ガイロープは片面に4ヶ所。左右にあるので、合計8ヶ所あります。
ベンチレーターは左右1ヶ所ずつあります。開閉、固定可能です。
ベンチレーターは高い位置にあるので、フライシートを立ち上げる前に開けとくと、いいかもしれないですね。
後部には、大きなメッシュ窓があります。
こちらを開けたままにするときには、コードストッパーで固定します。
スカートもあるのでいいですね。冷気の侵入を防いでくれます。
巻き上げ固定できるコードストッパーが17ヶ所あり、空気を取り込んで結露対策も可能です。
8ヶ所あるガイロープは上にあるのが長くて、下にあるのは短くなっています。
なので今回は上下1セットとして、4ヶ所ペグダウンしました。もちろん8ヶ所でペグダウンしたほうが、風には強くなります。
フライシート生地は、75Dポリエステルタフタ。
耐水圧は2000mmあり、紫外線を99%カットしてくれる加工も施されています。シーム処理もされており、縫製も綺麗です。
天井のポールが接する部分の生地は、厚くなっています。
インナーテントの生地は、人気のTC素材です。
夏は涼しく、冬は暖気を外に逃がさない!通気性が良いので結露もしにくく、遮光性もしっかりしています。
テントの中に入ってみた!
インナーテントの入り口は、観音開きのようになっています。
左右ともにカーテンみたいに留めることができます。
内側にはもう一枚メッシュの入り口があり、チャックが縦と横についています。
先に横向きのチャックを開けてしまうと縦が開けにくくなってしまうので、縦⇒横の順で開けるのがおススメです。
中は高さがあるぶん、広く感じます。
祐一郎が自分で測ったところ、一番高いところで200cmあります。
立ったまま、作業や着替えをすることができますね。
ボトムも広さがあるので、横になっても余裕があります。
こちらも祐一郎が測ってみたところ、奥行230cm、一番広い横幅210cm、一番狭い横幅90cmでした。
前後にメッシュがあるので、風通しも抜群です。広さ的にも気温的にも、快適に過ごせそうです。
天井にはランタンフックが2ヶ所、サイドの小物入れが2ヶ所ついています。
ボトムの生地は、めちゃくちゃ厚いです。なんと300Dオックスフォード生地!
一般的に厚いといわれているものでも150Dなので、かなり厚いことが分かります。
【UJACK】サーペントテントのキャノピー設営
キャノピー用のサブポールの先に突起があるので、そこにキャノピー用リングをひっかけます。
ポールを立てて、ガイロープでテンションをかけます。
ポールが少し内側を向くように立てるのがおススメです!
キャノピー完成です!!
テントバカ大興奮の、めちゃくちゃかっこいい仕上がりになりました。
キャノピーの大きさを測ってみたところ、奥行200cm横幅190cmです。
高さはテント本体に近い部分が200cm、テントから離れた部分は180cmです。
イスを置いてみましたが、非常に快適です。
サイドウォールがあるので、雨風の吹き込みが軽減されます。
キャノピーの色んな使い方を紹介
サイドウォールは、巻き上げ固定可能です。
跳ね上げたかたちでも使用できます。
前側のフライドアを閉めても使用可。
チェアやテーブルを入れて、快適に過ごすことができます。
前室部分にはランタンフックがありませんが、コードストッパーをフック代わりにしてつるすことができます。
使い方はこれだけでは終わりません。
フライドアから、紐のようなものが2本出ていますよね。実は、こんな使い方ができるんです。
フライドアを少し巻き上げて、さきほどの部分で留めることができます。
これで周りの目を気にする必要もないですし、換気もできます。
ただ、フライドアを閉めるときの注意点がひとつ!
サイドウォールを使用した状態で閉めると、テント内からファスナーが下ろせません。なのでサイドウォールを巻き上げて、フライドアを閉めてください。
【UJACK】サーペントテントの耐水実験
スペックも高く、シーム処理などもしっかりされているこちらのテント。
ですが、ほんとうに水漏れしないのか?実験してみました。
人工雨実験
最初は人工雨で、フライシートから水漏れするのか実験です。
かなりの大雨くらい降らせました(笑)
果たしてテントは、どうなっているのでしょうか…?
フライシートの外側は、しっかり撥水してますね。
水玉になって下に流れ落ちています。
フライシートの内側も水漏れナシです!!
インナーボトム耐水圧実験
つづいては、インナーテントのボトムの耐水圧実験です。
シーム処理の部分に水圧をかけてみましたが、水漏れはまったくありません!!
四隅もやってみましたが、全然大丈夫ですね。しっかり撥水してくれています。
【UJACK】サーペントテントの撤収
色々試し終わったので、テントを撤収しましょう。
フライシートのたたみ方
①画像のように左右の壁をくっつけた状態で地面に敷きます。
ガイドロープを目印にして、それが重なるようにするといいですね。
入り口は、真ん中から内側に折り畳んでおいてください。
②テントの後ろの角を持って、入り口側の角に合わせるように折りたたみます。
③次に入り口側の角を持って、半分に折ります。
④テントの頂上部分を持って、真ん中で折ります。
⑤最後にもう一度折れば終了です。
インナーテントのたたみ方
①台形状にして地面に敷きます。
②そこからドアとドアを重ねるように、半分に折ります。
③その状態から、真ん中でもう1回折ってください。
④また真ん中から折って終了です。
全体の収納の仕方
①折りたたんだフライシートと、インナーテントを重ねます。
②次に、袋に収納したポールを①の上において、ポールに巻きつけるようにシートを丸めます。
③それを固定して、収納袋を被せたら終了です!
【UJACK】サーペントテントのメリット・デメリット
最後に実際に使ってみて感じたメリット・デメリットを紹介します。
サーペントテントのメリット
①スカートがある
スカートがあって、さらにそれを巻き上げ固定できるのはプラスポイントですね。
②サイドウォールがある
サイドウォールがあるのもいいですね。プライバシーを保護して、雨風の侵入を防いでくれます。
しかも、巻き上げ固定や跳ね上げなどもアレンジ可能です。
③キャノピー用ポールが2本付属
キャノピー用に、アルミポールが2本ついてくるのは嬉しいですね!
④アレンジが色々できる
サイドウォールをアレンジして使うことも可能ですし、フライドアを閉めて使うこともできます。
閉めてできた前室にチェアやテーブルを置いてくつろぐのもいいですね。
フライドアの一部を巻き上げ固定して、プライバシーを守りながらの換気も可能です。多彩なアレンジができるテントです。
⑤インナーテントに人気のTC素材が使われている
インナーウォールがTC素材なので、遮光性・通気性抜群です。結露対策になります。
⑥インナーボトムの生地が驚きの300デニール!
ボトムの生地が、300デニールなのは驚きでしたね。
触っただけで、その厚みの違いを感じることができました。
⑦紫外線カットも抜群!
UVPRO50+なので影が濃いですね。紫外線カット率99%です!
サーペントテントのデメリット
①ガイロープの自在を変更してほしい
蛍光のガイロープの自在を、アルミに変えた方が強度が増すと思います。
②インナーテントを吊り下げる部分をカラビナに!
インナーテントをフックで吊り下げるようになってるので、それをカラビナに変更してほしいです。
グランドシートも一緒に、固定できたらいいですね。
カラビナにしてもらえるとインナーテントとグランドシートをつけたまま、設営・撤収をできるようになりより便利になります。
③前室の両サイドにクローズできるメッシュ窓が欲しい!
両サイドにあると、煮炊きしたときにでる水蒸気などの換気がしやすいですね。
④写真のようなフルクローズ、メッシュになればより快適になりそう
夏場だと開けっぱなしでは虫がどんどん入ってくるので、メッシュでフルクローズできるようになってれば良かったですね。さらに快適に過ごすことができると思います。
⑤後部の窓にサイドウォールが欲しい!
後ろの窓にもガイロープを付けれるところがあるので、サイドウォールがあれば良かったですね。
そうすれば、雨の日でも雨風の侵入を防ぎながら、換気を行うことができます。
おわりに
今回は、UJACKさんのサーペントテントを徹底解剖しました
もうテントバカが大興奮してしまうくらい素晴らしいテントでしたね。みなさんもぜひ参考にしてください!!
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