今回は埼玉県のときがわ町に来ています。
こちらで「キャンプ民泊NONIWA」を営む、野あそび夫婦のお二人にインタビューしていきますよ!
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目次
野あそび夫婦 自己紹介
本日は、野あそび夫婦のお二方にご出演いただきます。
お二人はご夫婦でNONIWAというキャンプ民宿を経営されていますので、いろいろとお話を聞いていこうと思います。
アオ&エリー:よろしくお願いいたします。
アオ:僕はアオさんと呼ばれていまして、妻はエリーと呼ばれています。
アオ:僕は昔からアオさんと呼ばれていました
エリー:私は父が江梨子と名付けてくれたんですけど、サザンオールスターズの「いとしのエリー」が好きで名付けられたので、皆さんにエリーと呼んでもらっているという感じです。
エリー:アオは青木だからですね。
アオ:小学校とかのキャンプ体験をするようなところって、キャンプネームみたいものを付けるんですよね。そのキャンプの時だけ呼ぶあだ名みたいなものがあって、自分たちもあだ名で呼んでもらおうと思ってやっています。
キャンプ民泊NONIWAとは
キャンプ民宿について、概要を説明していただきたいのですが、そもそもキャンプと民宿って何ですか?
エリー:キャンプ民泊という名前でやっているんですが、私たちの住む自宅のお庭でキャンプをしてもらうというような形です。基本的にはキャンプをこれから始めたいという初心者さん向けのキャンプ場として運営しています。
エリー:私たちはここの2階に住んでいます。
エリー:そうです。ここでくつろいでもらったり、どういうギアを使いたいですか?っていう話をします。
エリー:まずお客さんに来てもらって、キャンプをまだやったことが無い方なので、キャンプにはどういう道具が必要なのかっていう話から始めます。それでここにある使いたい道具を選んでもらって、それを持って外でテントを設営するという形です。
エリー:私たちがキャンプインストラクターでもあるので、全部レクチャーしながらやっています。道具も全部お貸出しという形です。
アオ:そうですね。一緒にやります。
アオ:去年の6月にオープンしたので、1年2か月くらいですね。
エリー:そうです。キッチンとトイレとお風呂は、家の中のものを使ってもらうというような感じです。
アオ:オッケーです。
アオ:今日とかすごい暑いじゃないですか。そういう時は夕方くらいに設営してもらうとか、季節に応じて夏はそうしてもらったりしています。
アオ:そうですね。慣れてきたキャンパーさんも実際そうしていると思うんですよね。昼間は観光をして夕方遅くにチェックインになると思うので。そういうところも、最初から教えてあげられたらと思っています。初心者だから急に昼間からファミリーキャンプで汗だくの中、設営してもかわいそうじゃないですか?
アオ:こうやってやるといいんだよ、と教えてあげると最初のキャンプの印象もよくなると思うので。
キャンプ民泊を始めたきっかけ
アオ:きっかけはね、エリーの方から話したほうがいいから・・
エリー:えっちょっと。
アオ:どうした?!(笑)
アオ:いつもエリーがきっかけパートだったので(笑)もともと夫婦で練馬に住んでいたんですけど、エリーはテレビ制作会社のディレクターで働いていて、僕はアフリカの専門商社みたいな輸入雑貨の営業マンをしていました。
アオ:そこから、自然のある暮らしがしたいよねって思って、自分たちにも何か自然の中で暮らしながらできる仕事はないかなと。夫婦の共通の趣味がキャンプっていうこともあって、たどり着いたのがキャンプ民泊でした。
アオ:そうですね。あと夫婦でできる仕事がいいなというのも思っていたんですよ。
アオ:夫婦で長い時間一緒にできるような仕事が無いかなっていう目線で探していました。キャンプ民泊というのは後付けではないですけど、こういう暮らしがしたいために思いついたという感じですね。
アオ:割と自分たちがどう暮らしたいかっていう方が優先にあったので、それに合わせてこういう仕事を作っているという感じです。
アオ:いますね。
アオ:すごい。そんな質問初めてされました。深いというか、そこはやっぱりみんなあるところだと思うんですけど。
アオ:僕らは暮らしが先なので、まずこの埼玉県ときがわ町という街の環境が好きになったんですね。だから、まずここで仕事がしたいと思いました。それでここってけっこう自転車の聖地なんですよ。
アオ:ロードバイクですね。有名な白石峠というのがあるんですけど、そこを目指してみんな遠くから来るんです。なので、僕が雑貨の仕事をしていたのでサイクルカフェみたいな、サイクリストに何か優しいサービスとかをこの町で始めようかなって思っていた時期もありました。
アオ:そうですね。カフェとかシャワーを付けてサイクリストが泊まれるスポット。オアシスみたいなのも考えたりしました。
開業までの準備期間
アオ:たぶん1年くらいですね。
エリー:呑んでた時っていうのが、まさに呑んでいたんですよ(笑)家で話をする時はテレビを見ながらだったりであまり深い話までいかないんですけど、キャンプで焚き火を見ながら今後の話とか熱い話になるんですよね。もうすぐ30歳という時だったので、これからこのまま東京に住むのはどう?田舎がいいよねっていう話になりました。
エリー:それで物件を探しに行って、何となくできるのはカフェかなっていう感じで探していたんですけど、田舎で雑貨兼カフェってたくさんあるじゃないですか。物件探さないといけないけど乗り切れなくて、探しながらもずっとだらだらと1年くらい過ぎていたんだと思います。
エリー:そんな中でもキャンプはたまに行っていて、友達からキャンプを教えてほしいって言われることが多くて、いろいろ道具を貸したり教えたりっていうのを何回かやっていたんですよね。その時にすごく楽しんでくれていて「キャンプ始めるわ!」って言ってくれたのがめちゃくちゃ嬉しくて。
エリー:自分たち夫婦二人で、誰かを喜ばせることができるっていうことに喜びを感じて。これが仕事になったらいいねっていうことを話したのが、探し始めて1年ちょっと。
アオ:そこから1年なので、それが早いかと言われると微妙ですね。
エリー:そうですね、週末ですね。
アオ:平日の夜と休日は、すべて準備ですね。
アオ:常にそのことばっかり考えますよね。物件を見つけるって答えのない出会いなので、そこにストレスは感じました。キャンプ民泊って僕らが初期費用とか、自分たちがすぐ住めるとか、管理棟となる家がまず必要と。
アオ:それにプラスしてみんながキャンプを体験できるスペースが必要、あわよくば東京からアクセスも良くてあまり山の方までは行かないみたいな、といういろんな条件が重なるところがなかなか見つけられませんでした。
アオ:だから物件を探す時間ですよね。問い合わせとか、それこそ地元のお祭りに自分たちも出店者側で参加して、「物件探しています」っていうカードを作って来た人に配りました。
アオ:田舎暮らしだと、地元の人に聞くのが1番だよと言われるじゃないですか。それをそうなんだろうなと思って、地元の人に聞きまくりました。
アオ:ここは結局、不動産屋で見つけたんです。最終的には不動産屋だったんですけど、僕たちが地元でカードを配ったりして、こういうことしてますよってYouTubeやラジオで発信したのを、地元の人が聞いてくれていて、ここのオーナーさんとその人が知り合いだったんですよ。
アオ:僕らがオーナーさんに問い合わせをした時に、オーナーさんがその人に「こういう問い合わせが来ているんだけど」って聞いたら、こういう想いでキャンプ民泊っていうのを始めようと思っている人たちだから、たぶん貸しても大丈夫だよって言ってくれて、ここをお借りすることが出来た経緯があります。
アオ:だから、地元に入っていろいろやってたことは全然無駄ではなかったなって思います。最終的にはそれが活きたなっていう感じです。
アオ:大いにあったと思いますね。
NONIWAのデイイベントとは
アオ:NONIWAは紹介制なんですよ。
アオ:自分たちが開催しているデイイベントが月に何回かあるんですよ。デイキャンプみたいな、体験をするイベントなんですけど。
アオ:そうですね、ここの庭で。そこに来てもらった人と顔見知りになって、次に予約を入れられるという、2段階の予約システムになっています。
アオ:まず、僕たちがここに住んでいることと、周りも家があるような環境なので、トラブルを未然に防げるようにあまり知らない人とか、ちょっとうるさくなりそうな人は、その段階でお断りするという感じなので2段階にしています。
アオ:あとはそこまでしてキャンプをやってみたいというか、学びたい意欲が高い人向けのサービスかなと思うので、グランピングとかとの差別化としています。
エリー:例えば初めてのキャンプリハーサルというイベントがあるんですけど、キャンプで使う道具を並べて一つ一つ説明をして、お客さんの車に積み込むっていうところもやって・・
アオ:ショップで1個1個アイテムを見ても全体像が分からないので、どれだけ用意したらいいのかっていうのをぱっと見せてあげられます。実際に車に積んでみるっていうのも、どうやったら積めるとか教えています。
エリー:4人家族でお子さんは何年生でっていう設定を私たちで作って、その場合夏はこうで冬はこうで、積み込みのコツとかを一緒にやります。一つのテントなんですけど設営をみんなでやって、キッチンはこういう風に並べるのが一般的ですよとか、焚き火の付け方などをしながら質疑応答をして、最後は撤収までやります。
アオ:そうですね。今は平均すると月に1~2回ですね。
アオ:今は3家族か4家族くらいに絞ってやっています。
エリー:基本的にはNONIWAのホームページとFacebookが主で、あとはインスタグラムとTwitterもたまにという感じです。
まとめ
今回はNONIWAの誕生秘話に迫りました!
手ぶらでキャンプができてすべて教えてもらえる、初心者キャンパーにはありがたいサービスでしたね。
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