こんにちは、タナです。
炭バサミ、火バサミ、薪バサミなどいろいろな名前で呼ばれるアイテムですが、皆様は使っていますでしょうか。
本日は、ヒロシキャンプのヒロシさん愛用のテオゴニアなど8種類について、使用感やつかみ心地を中心に比較してみます。
キャンプに行かれる方なら何かしら1種類は持っていると思いますが、けっこういろいろな形状があって使い勝手など違いがあまり分からないという方もいらっしゃると思います。
このなかには僕も実際今日初めて使うタイプのものもあり、岩手の切炭を実際に掴んでみたりしながら、サイズ感や使い心地・硬さなどをご紹介したいと思います。
僕はよく焚き火をしながらコーヒーを飲むのにトランギアのケトルを使うのですが、このケトルを引っ掛けたりする際に使いやすいかどうかも試してみます。
ぜひ動画のほうもご覧ください!
目次
スノーピーク
- スノーピーク(snow peak) 火ばさみ N-020
本体サイズ(約):幅4×長さ40.5×高2.5cm
重量:200g
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Amazonで2,052円で購入しました。長さ40.5cm、幅約4cm、ステンレス製です。
購入時に先端に付いていた輪ゴムを外すと、広がった状態になります。実際に使うときは、収納用の袋に入れるなどして閉じた状態を保つ必要があるかと思います。
グリップ部分はピーチ材です。先端部のギザギザが特徴になっています。
良い口コミとしては「重い薪を掴むときでも安定」「変形しにくく使いやすい」と書かれています。一方、「高すぎる」というコメントもありますね。スノーピークはやはり値段的には他のブランドと比べて高いと思います。「留め具が欲しい」というのは確かにそのとおりで、開きっぱなしで収納しにくいというのはあると思います。
握る部分の圧もわりとしっかりしていて、グッと押さないと閉じません。テンションがかかっている感じがします。
ざっと手で持って触ってみた感覚では、けっこう使いやすそうな印象です。グリップの部分が木でしっかりとしていて持ちやすく、ガサッと掴めそうな感じがします。
岩手切炭
- 炭 岩手切炭 楢(なら)堅一級品(純国産品) 6kg
岩手切炭
なら炭
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実験用に岩手の切炭を用意しました。僕がキャンプで使っているもので、少し値段は張るのですがおすすめです。ナラの木を使っていて、Amazonで1袋6kgで約2,000円です。
一般的にキャンプ場で売られている炭は、一般的に3kgで300〜600円くらいですが、燃えきるのが早くて灰も多いように思います。それに対して、この切炭は火持ちが良いのに加え、着火したときの音がめちゃくちゃ良いです。チンチンチンという小さい音から始まって、パチパチ火が回るまで風情のある音がするので、僕は非常に気に入って使っています。
さらに火持ちの良さを求めるのであれば、備長炭のほうが良いかと思います。着火に関しては、切炭のほうがより優れていると思います。
僕がこのあいだ燃やしたときは、着火剤を2〜3個まとめて置いて火を付け、岩手の切炭をポンポンと置いて15分くらい置いておくだけで簡単に火が付きました。かなり便利です。
炭よりも薪のほうが好きという方もいると思いますが、僕は炭のほうが料理がしやすいということ、火の加減がしやすいということでよく使っています。
袋から取り出してみると、すごくきれいですよね。転がしたりしたときの音も良くて、僕はかなり好きです。
実験</h3 >
サイズの異なる6個の炭を別のフライパンに移したり、水がいっぱいに入ったケトルを引っ掛けたりして火バサミの使い勝手を試してみます。
スノーピークのぶ厚めの手袋をはめた状態で使ってみます。
大きいものから小さいものまで、普通に炭を掴んで移すことができました。
手袋をしていてもグリップがしっかり効くので持ちやすいです。
単純に考えて手が大きい人のほうが使いやすいのかなとは思いますけど、自然にバッと大きめに開くので、手が小さい人でも大きめのものを持ちやすいかもしれません。
テオゴニア
- TEOGONIA テオゴニア Fireplace Tongs ファイヤープレーストング
総重量:390g
サイズ:全長420mm
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Amazonで3,132円で購入しました。全長42cm、390gです。先ほどのスノーピークのものに比べると重さは約2倍あります。
本体はスチール製、グリップはローズウッドという木でできています。
トングの先端は少し広く平たくなっています。
かなりかっこいいですよね!ただ、僕は手が小さい方なのですが、手が小さい人だと片手で使いこなすのが難しいかもしれないなというのが第一印象です。
口コミを見ると、ヒロシキャンプのヒロシさんが使っているということで買った方が多いようです。
気になる点としては「金属同士が重なるカシメ部分が固い」という声がありますね。締め具合とか使い方によって変わってきそうな気はします。また、「手袋Mサイズ以上の方は片手で扱えますが、それ以外の方は扱いにくい」という意見もあります。僕のように手のあまり大きくない人や女性にとっては、開く動作がしにくいというか、掴めるもののサイズが限られそうです。全開にするにはかなり手が大きい人でないと難しいのではないでしょうか。
実験
手袋を付けた状態で持ってみましたが、がんばってもここまでしか開くことができません。
なので、この時点で挟めるサイズが限られてしまい、大きい炭は掴めません。素手でやればもう少し大きく開くこともできて、大きめの炭でもギリギリいけなくはないかなという感じです。
すごく好きなデザインなので使いたいんですけど、厳しいですね…。
僕のように手が小さめの方は、注意して選んだほうが良いのではないかと思います。
自分はトングタイプはゴミ拾いと使用感被るので好きになれません。
そうなんですね、なかなか僕はうまくいきませんでした><
トングタイプのご意見、同感です!僕はこの動画に入れられなかったんですが、テオゴニアではない、同じ形の物をメインで使っています(ほとんど両手で笑)
大五郎
- 大五郎 レンタン鋏
炭や練炭を挟む、練炭ばさみ(火鋏)です。
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練炭バサミです。使用用途がキャンプという感じではないかもしれませんが、買ってみました。サイズは28.5cmです。Amazonで226円なので、こじんまりと一人で小さめの炭床で使うのには良いのかなという印象です。
口コミは、「すべらない」「錆びない」「安いので使い倒せる」とあります。確かに、この値段なら壊れても後悔しないかなと思います。
「歪んで噛み合わせが悪かった」という声が数名あったので、そういう傾向はあるのかもしれません。
けっこう薄いというか、ガッツリした造りではないのはありますね。
実験
サイズ的に手袋をつけると使えないので、素手で試してみます。そもそもの用途が違うのでこれを比較するのは微妙だったかもしれないですね…。
先端が、ホールドするというより点と点で挟むだけなので、安定性はないです。でも、普通に移動させることはできますね。
尾上製作所
- 尾上製作所(ONOE) 火バサミ・トング
サイズ:大サイズ
素材:スチール
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サイズ「大」です。Amazonで276円と、先ほどの大五郎と近い価格の200円台での購入です。
サイズはスノーピークより少し長いくらいなので、45cmくらいあるかなと思います。
実験
先端が平べったくなっています。
使ってみた印象としては、「無難」ですかね。先が平べったいので、ガシッと持てる感じではないですが、普通に使えるかなという感じでした。
キャプテンスタッグワイド炭バサミ
- キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ワイド 炭バサミ UG-3247
サイズ(約):全長470×幅70mm
材質:ステンレス鋼
原産国:日本
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かなり先端が大きく開くので、収納するときはなにか先を留めたほうが良さそうですね。
サイズは47cmとけっこう大きいです。先端の幅は70mmです。ステンレス製・日本製となっています。
今日比較するもののなかでは先端部が一番大きいです。
庭の掃除とか空き缶拾いに使う人もいるようですね。
ギザギザの部分は噛み合いますが、サイド部分が支えこむようにはなっていません。横からスルッと落ちてしまいそうな感じもします。
実験
大きな物をガサッと掴めそうなので、薪のほうが分かりやすいかもしれません。
なんなら炭を2つ3つまとめて掴めそうなくらい、ガンガンいける感じです。
キャプテンスタッグ2WAY炭バサミ
- キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 2WAY 炭バサミ リッドリフター UG-3256
サイズ(約):45×35×全長490mm
重量(約):220g
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同じくキャプテンスタッグのものです。先端がダッチオーブンのリフターにもなっていて、2WAYで使えます。Amazonで950円で購入しました。
全長49cm、重さ220g。グリップは天然木製、耐荷重5kgとなっています。
キャンプでダッチオーブンを使っている人も結構いると思うので、便利そうですね。
開いた状態だとこんな感じです。
スノーピークに比べると、閉じてから開くときの戻りが柔らかく、ゆったり戻る感じです。
口コミでは「質感・長さなど総合的に良い」とあります。気に入ってる方がいるんでしょうね。「ウッド素材でつかみやすい」という声もあります。
「炭バサミとして使用する場合、グラつき防止の突起が邪魔」という意見もあります。おそらく、特徴的な先端部についてのことかと思います。
実験
持ったときのホールド感がすごいですね。落としそうにないです。
確かにリフターの突起がある分、邪魔に感じる瞬間はあるかもしれないですね。
ケトルの移動などは2WAYで行えて、お茶の子さいさいという感じです。
ヴィオラ
- VIEAURA バーベキュー 炭 トング 炭ばさみ
サイズ:約全長38.5cm
カラー:ブラック
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Amazonで799円で購入しました。38.5cm、125gとけっこう軽いです。練炭バサミと同じくらいの太さかと思います。
今片手で持ってみて、交差部がけっこう固めに感じますが、個体差があるかもしれないのでなんとも言えないです。
口コミでは「力が入りやすい」と書かれています。「軸部分の強度が弱い」という人もいるようです。けっこう細くて頑丈な造りではなさそうな感じはします。その分軽いので、軽さと引き換えに強度を犠牲にしているかもしれません。
先端の形は、炭を掴みやすそうな気がします。
実験
こちらは、手袋をつけた状態でもギリギリ持ち手に指を通すことができました。
小さな炭を掴もうとしたとき一瞬滑る場面もありましたが、全体的に特に問題なく使えました。
キャプテンスタッグレスト大型炭バサミ
- キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) レスト大型炭バサミ
メーカー品番:M-7638
サイズ(約):全長450mm
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キャプテンスタッグのアイテムは3つめになります。全長45cm、Amazonで409円とキャプテンスタッグのなかでは比較的安く購入できました。
ストッパーが付いていて、収納時に先端を閉じておくことができます。
先端は掴みやすいギザギザ形状になっていて、取っ手は緑色のビニールでコーティングされています。
噛み合わせが常にぴったりという感じではないのが少しこの時点で気になりますかね。
口コミを見ると、「グリップのラバーが使いやすい」という声が多数あります。確かに握りやすいような気がします。「長くて良い」という意見もあります。その点は好みで選べばよいかと思います。
「耐久性はない」「大きめの薪はつかみにくい」「留め具が外れやすい」といったコメントもありました。
実験
大小の炭を掴んだり、水の入ったケトルを移動させたりという動作がスムーズに行えました。
おわりに
僕は手が小さいこともあって、そもそも片手では使えないものがありました。みなさんも手のサイズによっては気をつけたほうが良いかもしれません。
今回は大きな薪は用意しなかったので、今度キャンプに行ったときに実際に試してみることになるかと思います。薪バサミ・炭バサミ選びの参考になれば嬉しいです。
欲を言えば、タナさんの的にはどれが一番使いやすかったかも聞きたかったです〜!
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