焚き火台は「直火」を禁止しているキャンプ場で、焚き火を楽しむためには必須のキャンプギアです。
焚き火台があれば直火禁止のキャンプ場でも、焚き火鑑賞や焚き火調理を楽しめるため、キャンプがより充実した時間になります。
今回は焚き火台の中でも、女子ソロキャンプ向けの焚き火台を紹介していきます。
選び方のポイントも一緒にお伝えしていくので、女子ソロキャンプで焚き火を存分に楽しみたい方は、ぜひ参考にしてみてください!
目次
女子ソロキャンプの焚き火台の選び方
女子ソロキャンプの焚き火台の選び方には以下6つのポイントがあります。
ここからは6つのポイントを詳しくお伝えしていきます。
ポイントを押さえて女子ソロキャンプで、失敗しない焚き火台選びをしましょう。
キャンプ飯を楽しむなら調理可能なタイプを選ぶ
焚き火台でキャンプ飯を楽しむなら、ゴトクや網、鉄板などが付属している商品を選びましょう。
ゴトクは、鍋やフライパンなど調理器具を載せる時に必要な器具なので、最初から付属していると焚き火台の購入だけで、焚き火調理が楽しめます。
ゴトクや網、鉄板などが最初から付属していない場合は、別売りのオプション品で販売しているかどうか確認しておきましょう。
ソロキャンプに適切なサイズを選ぶ
ソロキャンプではファミリー用など大きいサイズの焚き火台だと、持ち運びや片付け、使用時の火の管理も大変です。
1人でコンパクトに楽しみたい場合はソロ用、1人でも少し余裕をもって調理や焚き火鑑賞を楽しみたい場合は、2〜3人用の焚き火台を選ぶと快適に焚き火を楽しめます。
折りたたんで運びやすいサイズ・厚みのものを選ぶ
女子ソロキャンプでは1人で持ち運ぶため、収納時に分解できたり、折りたためたりする携行性の高い焚き火台がおすすめです。
収納時の厚みも薄ければ薄いほど、持ち運びやすくなります。
ただし収納時の厚みが薄過ぎたり、折りたたんだサイズが小さ過ぎると、使用時のサイズが小さ過ぎて焚き火を楽しめないかもしれません。必ず使用時のサイズも確認しておきましょう。
一人でも運びやすい重量か確認する
持ち運びやすいサイズ同様、女子ソロキャンプでは1人で持ち運ぶため、軽量な焚き火台が持ち運びやすく、おすすめです。
他にもアルミ製やステンレス製、鉄製などありますが、チタンが最も軽量で頑丈な素材です。
またチタン製は耐腐食性も高いため、錆びにくくお手入れも簡単で長く使えます。
ただし軽量過ぎると耐荷重が不十分で、焚き火調理しにくい場合があるので注意が必要です。
コンパクトサイズでも薪をくべやすいか確認する
コンパクトサイズの焚き火台でも、焚き火台の形状によって薪の焚べやすさが変わります。
焚き火台の側面があいている焚き火台や、薪をくべる隙間が広く設けられている焚き火台であれば、焚き火鑑賞時でも焚き火調理時でも薪が焚べやすく便利です。
一方、筒型の焚き火台や、側面にパーツがあり壁のようになっているタイプは、焚き火調理時に薪が焚べにくい構造になっています。
その場合、焚き火台の側面や正面に別途、薪を焚べられる小窓が付いている焚き火台を選ぶと良いでしょう。
ロストルや灰受けなど便利なオプションの有無をチェックする
焚き火台の商品の中には、より快適に焚き火を楽しめるようなオプションを一緒に販売しているメーカーがあります。
ロストルは薪の燃焼効率を上げ、薪を燃焼しやすくするアイテムです。
着火が早く、炎が安定するのも早いので、火起こしが苦手な方にはロストル付きの焚き火台がおすすめです。
灰受けはその名の通り、薪が燃えた後の灰を受ける容器で、灰の処理が簡単にできます。
その他にも持ち運びに便利な収納袋や、炭や灰の火を消すときに便利な火消し壺など、様々なオプション品があります。
女子ソロキャンプにおすすめ!おしゃれな焚き火台7選
ここからは女子ソロキャンプにおすすめの、おしゃれな焚き火台のご紹介です。
シンプルな見た目の商品や、無骨でおしゃれな見た目の商品など幅広く紹介していくので、きっとあなたに合った焚き火台が見つかるはずです。
焚き火台の特徴や価格、おすすめポイントなども詳しくお伝えするので、気になる焚き火台があったらぜひチェックしてみてください。
※商品の価格表記は基本的に公式サイトの税込価格ですが、一部Amazonの税込価格(2022年6月現在)を表記しています。
tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン):フラット焚き火台S
シンプルでスタイリッシュな見た目のおしゃれな焚き火台です。
サイズ展開がS・M・Lとあり、ソロで小さい焚き火を楽しみたい方はSサイズ、ソロでも少し余裕のある幅で焚き火を楽しみたい方はMサイズがおすすめです。
また収納サイズの厚さが3cmとコンパクトになるため、荷物の隙間やバックパックに入れやすく持ち運びにも便利です。
焚き火台の本体以外に付属品はありませんが、別売りで灰受けや、ゴトク代わりにもなるロストル、持ち運びに便利な収納ケースなど、焚き火を快適に楽しめるアイテムが販売されています。
シンプルでおしゃれなソロ用の焚き火台を探している方におすすめです。
【スペック】
- 価格:3,828円(税込)
- 使用サイズ:幅21.8×奥行き21.8×高さ12.1cm
- 収納サイズ:幅19.6×奥行き26×高さ3cm
- 重さ:1.15kg
- 耐荷重:8kg
- 付属品:-
tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン):男前ファイアグリル
オールチタン製の超軽量で調理しやすい焚火台です。
V字型のデザインで焚き火台横にプレートなどがないため、薪を焚べやすい構造なのでストレスなく焚き火を楽しめます。
付属品としてチタン製ゴトクが標準装備されているため、焚き火台の購入のみで焚き火調理が可能です。
また別売りのオプション品で「男前グリルプレート」が販売されており、ゴトクと併用して使えるため、購入すれば「焼き物と煮物」な異なる料理を同時に調理できます。
組み立ては脚を広げるだけで完成するため、1人でも簡単に設置可能です。
使用後は開いた脚をパカパカと開閉し、灰を落としてサッと畳めばすぐに片付けられるため、設置と撤収がとても簡単にできます。
扱いやすい焚き火台ですが、炉の高さが低いので地面に熱が伝わりやすく、草地などでは草や芝生が焦げる恐れがあるため使用時は必ず焚き火シートを敷きましょう。
【スペック】
- 価格:9,900円(税込)
- 使用サイズ:幅25×奥行き20×高さ15cm
- 収納サイズ:幅31×奥行き16.5×高さ1.5cm
- 重さ:415g(本体)493g(ゴトク/サポートバー/収納ケース含む)
- 耐荷重:4kg
- 付属品:ゴトク
Belmont(ベルモント):TABI(タビ)
チタン製で軽量コンパクト、スリムでスタイリッシュな焚き火台です。
収納サイズは厚さ1.5cmと薄く、バックパックやサドルバックなどの僅かな隙間でも持ち運べるため携行性は抜群です。
また重さが423gと超軽量ながら、市販の薪(30〜40cm)がそのまま入るくらい広々とした火床サイズのため、ソロ使用ではゆとりのある贅沢使いができます。
付属品として焼き網が標準装備されているため、焚き火台本体の購入で焚き火調理が楽しめるのも嬉しいポイントです。
スリムな焚き火台ですが、3本の脚で火床をしっかり支えているため耐荷重15kgと安定性は抜群です。
ソロでもゆとりのある焚き火台で、焚き火鑑賞と焚き火調理を思う存分楽しみたい方におすすめです。
【スペック】
- 価格:11,000円(税込み)
- 使用サイズ:幅23.7×奥行き36×高さ17cm
- 収納サイズ:幅17.8×奥行き36×高さ1.5cm
- 重さ:423g
- 耐荷重:火床:約15㎏、網:約5㎏
- 付属品:収納ケース、網
LOGOS(ロゴス):ROSY(ロウジー)焚き火台
ピラミッド型のシンプルで可愛らしいデザインの焚き火台です。
標準装備で灰受けが設置されているため、使用後の片付けが簡単にできるのも嬉しいポイントです。
また付属品でロストルも付いているため、火起こしが苦手な方でも、スムーズに焚き火を楽しめます。
しかし焚き火調理には、別途サイズの合うゴトクや焼き網が必要なので注意してください。
組み立ては簡単でメインのパーツが4つあり、パーツを組み合わせるだけのシンプルな構造のため、迷うことなく簡単に組み立て可能です。
焚き火をスムーズに楽しみたい方や、焚き火鑑賞をメインで楽しみたい方におすすめです。
【スペック】
- 価格:5,900円(税込)
- 使用サイズ:幅32.5×奥行き31×高さ20.5cm
- 収納サイズ:幅37×奥行き25×高さ4cm
- 重さ:1.44kg
- 耐荷重:−
- 付属品:ロストル、収納バッグ
笑’s(ショウズ):B-6君オールチタニウムグリルプレートセットⅡ
アニメ「ゆるキャン△」で有名になった、コンパクト焚き火グリル「B-6君」のオールチタンバージョンの焚き火台です。
コンパクト焚き火グリル「B-6君」はステンレス素材で約500gでしたが、オールチタンの「B-6君」の本体は約240gと超軽量、厚さも3cm程度なので携行性は抜群です。
使用時には組み立てる必要がありますが、複雑な工程はないため1人でも悩むことなく簡単に組み立て可能です。
チタン製の商品のため錆びにくく耐久性も高いため、潮風が吹く海沿いや天候が不安定な山奥でも安心して使用できるのも嬉しいポイントです。
セットで焚き火調理に便利なチタンメッシュグリルプレートが付いており、ゴトク代わりにもなるため、色々な焚き火調理が楽しめます。
その他、別売りのオプション品では通常のゴトク、熱燗も楽しめるステンレスメッシュカングリル、鉄板焼肉の様に調理ができるグリルプレートやグリルパンなど、焚き火調理に特化した商品が幅広く販売されています。
【スペック】
- 価格:20,350円(税込)
- 使用サイズ:幅21.5×奥行き12.5×高さ18.8cm
- 収納サイズ:幅18.1×奥行き12.2×高さ2.9cm
- 重さ:本体240g、チタンメッシュ60g
- 耐荷重:10kg
- 付属品:チタンメッシュグリルプレート、L字ビニールケース
DOD(ディーオーディー):ぷちもえファイヤー
ネーミングセンスがユニークで有名なDOD(ディーオーディー)の、コンパクトでかわいいBOX型の焚き火台です。
折りたたんで収納ができないため収納時の厚みが8cmと少し厚さがありますが、焚き火台の横幅や縦幅が元々コンパクトサイズなので、バックパックやバイクでも幅を取らず収納できます。
重さも1kg前後と持ち運びやすいため、徒歩キャンプにもおすすめです。
二次燃焼とは通常の焚き火(一次燃焼)で燃えきらなかった可燃性ガスに、高温に熱した空気を吹き付けて燃焼させることです。
可燃ガスが焚き火の燃料になるので、薪の使用量を減らせるのも嬉しいポイントです。
焚き火をする際に発生する煙も、燃えきらなかった可燃ガスが原因のため、二次燃焼で煙の発生も防げます。
付属品には焚き火台の下に置くスチールテーブルが付いていて、熱による地面へのダメージを最小限にするため安全に焚き火を楽しめます。
またゴトク代わりになる網も付属しているので、調理に便利です。
しかし網のサイズが小さいため、大きな調理器具は載らないので注意してください。
焚き火台や調理器具など、コンパクトなキャンプをしたい方にとてもおすすめの焚き火台です。
【スペック】
- 価格:6,300円(税込)
- 使用サイズ:幅21×奥行き6.5×高さ12cm(本体)幅22×奥行き7.5×高さ16.5cm(スチールテーブル含む)
- 収納サイズ:幅26×奥行き8×高さ14cm
- 重さ:1.2kg
- 耐荷重:10kg
- 付属品:ロストル、テーブル、網、キャリーバッグ
YOKA(ヨカ):COOKING FIRE PIT LIGHT(クッキングファイヤーピットライト)
軽量かつシンプルで扱いやすく、所々にYOKA(ヨカ)のロゴが散りばめられているおしゃれな焚き火台です。
焚き火台の両サイドにロゴが入っており、焚き火の炎に照らされるとロゴが浮かび上がる仕組みになっています。
付属品にゴトクにもなるグリルプレートが2つ付いているため、焚き火台購入のみで色々な調理が楽しめます。
また焚き火台上部・中段・下段とグリルプレートの位置を変えられるため、火から離してゆっくり熱を入れたい時は上部、直火調理は中段、オーブン調理がしたい場合は下段のように様々な調理ができます。
さらにグリルプレートは2つに分かれているため、それぞれ別々の段に設置して調理が可能です。
火床は広く、焚き火台のサイドが空いているので、調理中でも薪を焚べやすく便利です。
焚き火鑑賞も焚き火調理も、ストレスなく両方楽しみたい方に、おすすめの焚き火台です。
【スペック】
- 価格:
- 使用サイズ:幅40×奥行き23×高さ29.5cm
- 収納サイズ:幅51×奥行き28×高さ2cm
- 重さ:本体:約1kg/グリル2枚:約500g
- 耐荷重:-
- 付属品:収納袋兼、焚き火シート、パーツ収納用袋
【番外編】TOKYO CRAFTS:焚火台マクライト
ソロからファミリー層まで使えるTOKYO CRAFTSの「焚火台マクライト」は、バックパックに収めることができるほど、コンパクトに収納が可能な焚き火台です。
それでいて、火床には30cm~40cmの薪をくべられるため、力がいる薪割りを必要としません。
2パターンに高さ調節できる五徳が付いているので、調理の幅も広がります。
また、組み立てが3ステップで完了し、すばやい設置、撤収が可能です。
【スペック】
- 価格:12,980円(税込)
- 使用サイズ:36×40×高さ32cm
- 収納サイズ:21×40×2.5cm
- 重さ:本体:794g / 五徳:135g
- 耐荷重:五徳(スタンド設置)・7kg、五徳(側面パネル設置)・7kg、火床・15kg
- 付属品:本体、五徳、収納ケース
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ソロキャンプ向け焚き火台は「焚き火シート」との併用がおすすめ
焚き火シートは焚き火の熱や、火の粉から地面を守る道具で、焚き火台と一緒に使用すれば安全に安心して焚き火が楽しめます。
また焚き火台の灰受けとしても使用できるため、撤収時の時短アイテムとしても活躍します。
焚き火シートのサイズは、目安として焚き火台の約4倍あると安心です。
焚き火台ギリギリのサイズだと、燃えてる薪や灰が地面に落ちて地面を傷つけたり、草木や芝の延焼が起きたりする可能性があります。
お気に入りの焚き火台で女子ソロキャンプを楽しもう
女子ソロキャンプの焚き火台の選び方や、おすすめのおしゃれな焚き火台をお伝えしてきました。
まだ見つかってない方は、「焚き火台で何を1番楽しみたいか」を基準に考えると、理想の焚き火台が見つかりやすくなります。
理想の焚き火台がお気に入りの焚き火台になれば、より一層楽しいキャンプの時間を過ごせます。
女子ソロキャンプを思う存分楽しめる、お気に入りの焚き火台を見つけてみてください。