【タナちゃんねる】ブログ

【TOKYO CRAFTS 初のプロダクト】焚火台「KUBERU」の製品ストーリー

ソロキャンプYouTuberタナちゃんねる代表タナが立ち上げた新しいブランド、TOKYO CRAFTS。

今回初のプロダクトとなる焚火台「KUBERU」をクラウドファンディング「Makuake」で2月19日(金)から先行販売予定です。

タナ
ぜひ公開後はプロジェクトページをご覧くださいね!

この記事では、Makuakeでは語りきれなかった製作の背景についてご紹介します。

▼焚火台「KUBERU」を使って初キャンプ。動画もチェックです。▼

焚火台「KUBERU」製品の開発ストーリー

キャンプに必要不可欠な道具、焚火台。

いかに炎を楽しむことができるか…

最初にそう考えて、焚火台の製作に着手しました。

そして試行錯誤した末に、ナナメに傾いた焚火台に辿り着いたんです。

せっかく使っていただけるのであれば、末永く使っていただきたい。

できるだけ頑丈な焚火台にすべく、プロジェクト進めてきました。

初期ラフデザインから見る、焚火台「KUBERU」の姿勢保持の仕組み

初期ラフデザイン。シンプルで実用的な焚火台を目指した。

 

特に脚部を本体に差し込むことで、姿勢保持させた仕組みは試行錯誤を必要としました。

初期段階での構想は、脚と火床(本体)が一体となったもの。

当初はメカニカルな仕組みで、脚が展開する仕組みを検討していました。

しかし火床に可動部があると熱で歪んだときに、機能を損なうかもしれない…。

そう考えて脚部の構造を見直したという背景があります。

燃焼部分に可動するものがなく、タフな焚火台となりました。

タナ
今回の焚火台は頑丈さを優先しており、はっきり言って「軽さ」は捨てました!軽量な焚火台も今後企画して参ります!

焚火台「KUBERU」初期プロトタイプの完成。しかし、問題が…

仕上がった初期プロトタイプの写真。

 

そしてついに、初期のプロトタイプが完成!

開発当初は一体型のゴトクを採用しておりました。

製品版は薪のくべやすさ、いじりやすさを考慮して、柔軟にゴトク配置を変更できる形を採用しています。

タナ
一体型のゴトクだと手前から薪が入れにくかったんですよね…

ゴトクを変更して、薪をくべやすくなったKUBERU

しかし、初期プロトタイプには最大の欠点が…。

それは燃焼効率の悪さ。

タナ
KUBERUの独特な形状では空気の通りが悪く、薪の燃焼効率がいまひとつだったんです。

薪の燃焼がうまくいかず、白い煙がたくさん…

 

そこで製品版では本体の燃焼部分にスリット(長穴)を配置することで、改善をはかりました。

火床の図面。スリットを13箇所に設置したパターン。

こんなパターンや、、、

長い穴が三つだけのパターンなど。

スリットの位置や形状は複数のパターンで検証、テストしています。

国内の生産工場と幾度もやりとりを通じて、加熱による歪みのでにくいスリット配置を模索しました。

タナ
本体のスリットがどのようになっているのか、製品版をお手にとってぜひ確かめていただきたいです。

▼KUBERUの試作品開封動画はこちら

悩み抜いた「丸棒ゴトク」の必要性について

また、製品に付属させるか最後の最後まで議論したのが「丸棒ゴトク」。

板ゴトクに橋渡しができるようなゴトクも検討されていた。

 

発売予定の焚火台には板ゴトクが2枚ついてきます。

ですが、じつは付属する板ゴトク2枚の他に、形状の異なるゴトクを準備していました。

それが「丸棒ゴトク」です。

当初は焚火台の手前にも、丸棒ゴトクをセットできるような仕様だった。

しかし、正直なところ実際に使ってみると必要性をあまり感じられず…。

であれば、極力余計なものはつけず、シンプルな焚火台にしよう。

こうして検討した末に、現在の製品仕様となっています。

最後に

この焚火台は改善に改善を重ねて、ユーザー様のもとへ自信を持ってお届けする製品です。

制作スタッフがどのように考え、想い、KUBERUを制作したのか…

その一部、ほんの少しでも伝わりましたら幸いです。

長い時間と多くの労力をかけて制作した今までにないデザインの焚き火台。

「KUBERU」をぜひ焚き火のお供に連れて行ってください。

今回ご紹介した焚火台「KUBERU」は、クラウドファンディング「Makuake」で2月19日(金)から先行販売予定です。

気になった方はぜひ公開後のプロジェクトページもチェックしていただけますと幸いです。

タナ
マクアケ限定で「特別なリターン」もご用意しておりますので、お楽しみに…!