ベアーズ島田キャンプさんに密着して「あほっつまみ」3品を披露していただきました。前半では到着〜設営、火起こし、一品目のつぶ貝と山芋のバターソテーまで登場。ベアーズ島田キャンプさんがキャンプを始めたきっかけなどを伺いながら、滝沢園キャンプ場で、キャンプ料理を披露していただいています。
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目次
ベアーズ島田キャンプさんについて
ベアーズ島田キャンプ(本名:島田浩史)さんは、バーベキューインストラクターやフードコーディネーターの資格を持つ野外料理研究家です。ソロキャンパーの集まり「焚火会」のメンバー。チャンネル登録者数1万人を超える人気YouTuberであり、ソロキャンプの動画を中心に配信されています。
ベアーズ島田キャンプチャンネル
ベアーズ島田キャンプさんは1977年愛知県生まれ。かつては松竹芸能に所属し、「ムートン」というコンビ名で活躍されていました。現在はヒロシ・コーポレーションに所属し、ヒロシさんとともに、さまざまなキャンプイベントに出演されています。
滝沢園キャンプ場
今回ベアーズ島田キャンプさんと一緒に訪れたのは、神奈川県秦野市の滝沢園キャンプ場です。丹沢大山国定公園内であり、丹沢山域の玄関口としても知られる秦野戸川公園の近くです。
- 【滝沢園キャンプ場】
- 住所:神奈川県秦野市戸川1445
- 電話:0463-75-0900
- 公式HP:滝沢園キャンプ場
買い出し
キャンプ場に向かう途中、ヤオコーマーケットプレイスに立ち寄って買い出ししました。
買い物お疲れ様です。何を買われたんですか?
こっちはお酒です。ワインと焼酎ハイボールとビールを買いました。こっち側は食材ですね。今日は鶏肉と豆腐の味噌アヒージョと、おかゆしゃぶしゃぶと、山芋と缶詰めのつぶ貝の炒め物を作ろうと思って、その買い物をしました。
到着
滝沢園キャンプ場に到着すると、ちょうど同じ日に、ヒロシさんも別の取材で撮影を行っていました。
今回ベアーズ島田キャンプさんが選んだのは、川の向こう岸のフリーサイト。ヒロシさんの撮影場所より少し奥です。車が横付けできないサイトのため、駐車場からザックに荷物を詰めて、歩いてサイトへ向かいます。
その「きゅうす」、かっこいいですね!
かっこいいでしょ?南部鉄器です。少し重たいですけど、僕はいつもこれ持って行くんです。
やばいですね。直火にガンと置けますね。
そう。これでお湯割りを飲むんです。
設営
ベアーズ島田キャンプさんは今回、ハンモック泊。ちょうどいい間隔で木が並んでいる場所を選んで、ハンモックを設置します。
設営の様子を、じっくり撮影させていただきました。
ランタン好きのタナ。僕がついついランタンに注目して見ていると、ベアーズ島田キャンプさんがご自身のランタンについて教えてくれました。
このランタンも、100年前のビンテージランタンなんです。スケーターズランタンっていうやつです。
100年前って、すごいですね。
そうなんですよ。
お気に入りですか?
いや、めっちゃ気に入ってます。めっちゃいいです!
ベアーズ島田キャンプさんはYouTuber。今回も撮影のため、カメラをセットします。
いつも1台で撮られるんですか?
いつも1台です。あと、携帯で撮ったりもします。キャンプ場でしかカメラ出さないんで、少し煙臭いんですよ(笑)。
設営が完了すると、ベアーズ島田キャンプさんは僕にもハンモック体験させてくださいました。
どうぞ、寝てみてください。
いいんですか?
全然全然。一回座ってから、横になるんです。
おお!へぇー!このユラユラゆられている状態で寝るんですか?
そうそう。
いつもハンモックですか?
いや、木がないところもあるんで。でも木があるところでは、ハンモックが多いです。楽なんですよ。
ハンモックの方が楽ですか?
そう。設営がまず楽じゃないですか。今日は使いませんけど、これに夏はカヤも付けます。
腰痛持ちで寒がりのタナ。気になって、ついつい聞いてみます。
腰が痛くなったりしないですか?
ならないですね、あんまり。ちょっとした寝方のコツはありますけどね。
寒さは大丈夫なんでしょうか?
下にマットを敷くから大丈夫ですよ。ハンモックの何がいいって、浮いているからシュラフが体重で潰されないので、ずっと暖かいんです。
なるほど~!
薪拾いと焚き火
ハンモックについて教えていただいた後は、林へ薪を拾いに行きます。
お酒は飲まれるんですか?
好きですね。あんまり強くはないんですけど、最近は黒霧島とかよく飲みます。あと、ウィスキーとかラムも大好きです。
ああ~。いいですね。ちょっとスモーキーなウィスキーだと、めちゃくちゃ焚き火と合うんですよね。
ああ、確かに!
ベアーズ島田キャンプさんは、拾った薪を一か所に集めて、コードで縛って1つにまとめていました。
それは、焚き火を運ぶ用のコードですか?
いや、こういうパラコード(パラシュートコード)はいつも持っているんですよ。
きれいにまとまるもんですね。
はい。これ(細い薪の束)を手で抱えて持って行こうとすると大変じゃないですか。
はい。僕は手で抱えて持ってました。
こうすると、手で運ぶより楽なんです。
なるほど!すごく勉強になるなぁー!
ほんとは太い薪があれば、それだけでやっちゃうんですけど。
本日のベアーズ島田キャンプさんは、椅子もなしで毛布にあぐら!男前なキャンプスタイルです。滝沢園キャンプ場は直火OKのキャンプ場なので、ちょうどスキレットが乗るように焚き火用の石囲いを作ります。
麻ひもをほどいて、メタルマッチで着火。
燃えやすい小枝から、徐々に大きく火を育てていきます。
ああ、楽しい!
わかります!僕も火吹き棒大好きです!
すっかり火が大きくなりました。
さあ!そろそろ、飯作りましょうか!
本日作るおつまみ
今日作るのは、おかゆのしゃぶしゃぶと、山芋とつぶ貝のバター醤油炒め、それに鶏肉と豆腐の味噌アヒージョです。何からいきましょうか?
………………(困惑)。
?
どうしてよいかわからず、困惑するタナ。迷った末、結局ベアーズ島田キャンプさんにお任せすることに。
すいません。お任せします。自由気ままにお願いします。
(爆笑)。じゃあ、えーっと、簡単なつまみを作ろうかなと思ってまして、このつぶ貝と山芋をバター醤油で炒めるっていう極々簡単なメニューからいきます。
お願いします(汗)。
はい。超簡単です!
つぶ貝と山芋のバターソテー
ベアーズ島田キャンプさんは山芋の皮をナイフで剥いて、温めておいたスキレットにバターを投入。チューブのバターを大胆に搾り出します。
何が何グラムとかってレベルじゃないくらい簡単。キャンプなんで、全部目分量です。(バターは)結構いきます。バター好きなんです。こんなのもう、ウマイしかないじゃないですか。
次に、バターを入れたスキレットに、ナイフでカットしながら山芋を投入していきます。
まな板すらも使わない、汚さない。ダメ男のレシピです(笑)。
自宅でも料理されるんですか?
はい。妻は料理をしないので。結婚して5年、同棲5年、計10年くらい一緒に住んでるんですけど、1回だけ料理を作ってもらったことがあって。
何の料理ですか?
ちらし寿司なんですけど…。
結構手の込んでる料理じゃないですか?
いや、酢飯を切って、ちらし寿司の素を混ぜるだけなんですけど、それがもうマズかったんで、それで終わりましたね。それからは、「もういいです」とお伝えしました(笑)。それで僕が、家では料理を担当しています。
山芋にだいたい火が通ったところで、缶詰のつぶ貝をタレごと投入します。
キャンプ歴は何年くらいなんですか?
うーん…。最初は子供のころ、親に連れて行ってもらったのが始まりですが、自分で車出して行くようになったのは、18歳くらいから。そのころは年に2回くらいでしたが。
何かきっかけがあったんですか?
そうですね~。外でごはん食べるのが好きなんですよね。やっぱり、おいしいですよね。自然の中で食うだけで、ウマイです。そこが1番。食べることが好きなんで僕は。
最初から割とソロキャンプが多かったんですか?
いや、そのころは友達と行ってましたね。
同級生とか?
そうです、そうです。でも、キャンプ行こうって言い出すのは僕で、いいよってみんな言うんですけど、結局僕が準備するんですよね。なんかそれが嫌になってきて。なんか俺、大変だなって。それで、だんだん一人で行くようになりました。
ソロキャンプをするようになったきっかけを伺っているうちに、つぶ貝と山芋のバターソテーが完成!ベアーズ島田キャンプさんは、完成した料理の写真をスマホで撮影します。
できました~!タレが結構多かったんで、醤油はやめときました。まあ、絶対うまいですよ!
スマホでも撮られるんですね。
そうです。普段はこうやって、(食べる前に)何枚か写真を撮って…って感じでやってます。この時間も結構楽しいですよ。
つまみができたので、さっそくお酒をスタート!まずはビールから。
いただきまーす!まだ昼過ぎですよね。14時くらいですか?この罪悪感をまとったビール♪あー!!うめぇーっ!
本当においしそう。完成したつぶ貝と山芋のバターソテーは、タナもおすそ分けいただきました。
じゃあ、いただきます。ああ、うん。うまい!そりゃあ、うまいよ。うまいでしょ?この山芋のちょっと歯ごたえ残ってる感じが。
はい!シャキシャキしてます。
そう。でも中まで温かくって…。うん。うまい!いいですね!
これが醍醐味ですね。
おかゆしゃぶしゃぶに至っては、おかゆ温めるだけですからね。
確かに。
ちょっとほうじ茶入れますけどね。ほうじ茶でのばして、醤油いれて。
なるほど。これ(山芋とつぶ貝のソテー)は僕もマネしたい、マネしやすいなって思いました。
はい。そこを結構、意識してるかもしれないです。なんか料理って、手の込んだものは食いに行けばいいやっていう感じなんですよ。どっちかっていうと。さくさくっと作れて、こんな手間で意外とおいしいじゃんっいう喜びがあると、料理って楽しくなってくるかなと、自分なりに思ってるんです。考え方は人それぞれなんで、押し付けるつもりはないですけど。
人気YouTuberであり、野外料理研究家でもあるベアーズ島田キャンプさんならではの料理哲学!貴重なお話を伺えました。しかしそんな話をしながらも、ベアーズ島田キャンプさんは、次の料理の準備に取り掛かります。
それ、キッチンペーパーですか?
そうです。豆腐の水気を切ります。次の料理のために。キッチンペーパーで水気を切って、しばらく置いておきます。
なるほど!
僕はソロが多いんで、ダッチオーブンは持ってないんですよね。
全部クッカーで?
スキレットはあります。スキレットでいいんですよ。アヒージョはスキレットでやります。
軽量性とかコンパクト性とかも重視してるということですか?
そうですね。行くところによっては、結構歩く。歩かなきゃいけない場合は、なるべく荷物減らしたりとか。ささっと行けるんだったら、おいしく食べれる方を選びますね。
デイキャンプもするんですか?
僕お酒が好きなんで、デイキャンプはないんですよね、あんまり…。
つづきは後編で
今回、べアーズ島田キャンプさんに密着し、簡単料理を取材させていただきました!実は3種類とも試食させていただき、本当に美味しかったです。後編では、前編でご紹介できなかった「あほっつまみ」2品を披露していただいています。ぜひお楽しみに!
ベアーズ島田キャンプさんは出演されていませんが、滝沢園キャンプ場の紹介動画も作成してありますので、ご参照ください。